ゼミ合宿へ行ってきました!

執筆者:石橋佳奈(菅原ゼミ4回生)

8月1日と2日に、菅原ゼミ2・3期生で福井県へ行ってきました!

 1日は福井県年縞博物館、水晶浜へ。2日は関西電力美浜発電所、きいぱす、レインボーラインへ行きました。

 福井県年縞博物館では、45mと世界一の長さを誇る年縞を見ることができました。年縞とは、長い間湖などの底に積もった土や灰によってできた縞模様のことです。なんと三方五湖の水月湖の底には7万年以上の時を経て積もった年縞があり、実際に博物館で45m分の年縞を見ることができ、年縞ができたあたりの日本や世界の歴史の出来事と共にスタッフの方が詳しく解説してくださいました。とてもロマンを感じる素敵な展示とスタッフさんがお話上手なこともあり、年縞の世界観に引き込まれてしまいました。

 午後は水晶浜へ行きました。去年の12月にも美浜発電所へ見学させていただいたのですが、その時にバスから見た水晶浜のきれいさを忘れられず、今回の合宿で水晶浜へ行くと聞いた時には「やったー!」と思わず声を上げてしまいました。白い砂浜と透明度がとても高い孔雀青の海は、日本の水泳場55選にも選ばれているそうです。また水晶浜からは、美浜発電所や発電所への連絡橋として使われている丹生大橋を見ることができました。バスに乗っている時から、水晶浜と発電所が近くにあるなと思っていましたが、実際に水晶浜へ行ってみると頑張って泳いだら発電所へ行けそうなほど近く感じました。海で遊んだあとは、ゼミ生たちとビーチバレーをしたりスイカ割をしたりと夏を満喫することができました。

 1日目の夜には民宿で美味しい海鮮と日本酒をいただいたり、花火やトランプで遊んだりと、コロナが蔓延し始めたころには諦めていた「大学生活」を楽しむことができました。

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水晶浜(奥に見えるのが今回見学させていただいた美浜発電所です)

 2日目の午前中は今回の合宿のメインである美浜発電所に伺いました! 去年の見学は施設の紹介がメインでしたが、今回の合宿では廃炉が進められている美浜1号機の内部を見学させていただくことに。作業着に着替え、線量計を持ち、格納容器内へ向かいました。ゼミ生たちの緊張感も最高潮だったと思います。格納容器内へ入った感想は、薄暗く・狭く・暑いというものでした。所長さんのお話では、美浜1号機は美浜の3基の中でも最初に作られた、出力の小さいプラントなので、特にコンパクトだとのことでした。写真で見たことがあるものを実際に自分の目で見られた感動だけでなく、毎日この狭く入り組んだ場所で作業をしてくれている人たちはすごいなぁと尊敬と感謝の気持ちで見学をしていました。日々のメンテナンスと有事の際の対策を進めていく大切さを改めて感じた見学となりました。見学後は、PRセンターにあるカフェでお昼ご飯をいただきました。美しい海を眺めながらの食事はとてもおいしかったです!

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美浜原子力PRセンター(※撮影時のみマスクを外しています)

 原子力発電所見学後はご近所にある、きいぱすへ伺いました。ここではエネルギーについて学ぶことができ、家電のエネルギー使用量を可視化したり体験装置がおいてあったりと、エネルギーについて自身で体験しながら学ぶことができました。エネルギーに対する知識をただただ展示するのではなく、体験型の展示が多かったので大人だけでなく子供たちも楽しみながらエネルギーについて学べ、考えることができるのではないかと思いました。

 2日目最後はレインボーラインです。滞在時間は短かったのですが、山頂からはとてもきれいな眺めを見ることができました。1日目に行った福井県年縞博物館で紹介されていた三方五湖や遠くには美浜発電所も見ることができました。ゼミ生達と地図を見ながら「あの湖が、年縞がある水月湖かなぁ」とアイスやかき氷を食べながら眺めながら、2日間の思い出を話しました。

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レインボーラインにて

 2日間、コロナ禍の中多くの場所へ訪れることができ、福井のまだ知らなかった魅力に気づけたことも、合宿を企画してくださった菅原先生や関西電力美浜発電所の職員の皆様、今回のゼミ合宿のバックアップをしてくださった関西原子力懇談会の大神さんなど、さまざまな方のおかげです。今回は私たちのために企画や準備をしてくださり、本当にありがとうございました!