宮城フィールドワーク1日目

執筆者:吉田三莉

こんにちは!
近藤ゼミ4回生の吉田三莉です!

5/27から5/29にかけて、
東日本大震災の被災地、宮城県を訪問しました。

今回は、宮城県フィールドワーク
1日目のご報告をさせていただきます。

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朝8時頃、新大阪駅から新幹線に乗って仙台へ!
と思っていたら、静岡県あたりの大雨の影響で
運行見合わせに見舞われるというハプニング、、、

2021年7月に熱海市で大規模な土砂災害が発生したからこそ、
私たちの安全のために、より慎重な判断をされていたようです。
運行再開され、仙台駅に到着したのは、
予定より2時間遅れて14時半頃。
6時間越の長旅となってしまいました。
もちろん、安全に仙台駅に到着することができたので、
安心しました!

地下鉄仙台駅から荒川駅に行き、
せんだい3.11メモリアル交流館にて
関西大学校友会・宮城県支部長の西村晃一様より
東日本大震災の講話をしていただきました。

西村さんのお話の中に、
阪神・淡路大震災のボランティアの際に出会った方が
東日本大震災のときにすぐに連絡をくれて支援をしてくださり、
災害が新たな人の出会いをもたらしてくれたという
エピソードがありました。
西村さんのお話をうかがい、
またメッセージが書かれた壁一面の付箋を見て、
思いを伝えること、そしてその思いに応えを返そうとすること、
こういった人とのつながりが、
これから先の安全と安心をもたらしてくれるんだなと感じました。

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次に、震災遺構・旧女川交番に訪れました。
コンクリートの塊をいとも簡単になぎ倒す
津波の威力を目の当たりにしました。

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交番の周りは、元々は建物が並んでいたのに、
今は奥まで見通せてしまうほどの平地になっています。
普段と同じように仕事をして、
穏やかに生活をする人の暮らしを温かく見守る
穏やかな海が豹変して、全てをさらっていったのだと
リアルに肌で感じました。

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自然の恵みを受け、自然の猛威に脅かされる。
これは仕方のないことです。だからこそ、
人間が自然と共生するために
大事なことを見失ってはいけないのだと思います。

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私がこの3日間のフィールドワークを通して感じたことは、
街が綺麗だったということです。
え? となった方もいらっしゃると思います。
どういうことかと言うと、津波で家々が流され、
そこに存在していたものを全て海に持っていかれて、
またゼロから街を作り直す必要があります。
だから津波に流れされた街の建物や道路は全て新しいんです。
驚くぐらい綺麗で新しくて、何もないんです。

過去の写真と目の前にある光景は全く違うんです。
建ち並んでいた家はどこに行ったんだろう、
住民はどこにいるんだろう。ただただそう感じました。
綺麗な街の風景や新しい建物・道路、何もない平地、
これら全てが津波の恐ろしさを物語っていると思いました。

今回、3日間、
私たちの学びの場を提供してくださった西村さんはじめ、
関西大学OBの皆さま、ありがとうございました!

吉田三莉