ついに最後のNHKラジオ収録

執筆担当: 弓場珠希(近藤ゼミ)

2月22日、NHK大阪放送局にて
「関西ラジオワイド」のコーナー、
「防災コラム」の収録を行ってきました。

私はこれで、6回目の出演!
そしてこれが私のラストの出演回となります。。。
寂しい。。。

今回も前回に引き続き、
鹿島アナウンサー、新口キャスターと
共演させていただきました。

写真1
【収録後に集合写真を撮りました!撮影時のみマスクを外しています。】

今回の防災コラムでは、「災害時要配慮者」に関して
私が卒業研究で取り組んだことをお伝えしました。

「災害時要配慮者」とは、
災害が起きたときに、特別な配慮や支援が必要な方々のことです。
高齢者や、障害があるかた、病気をしているかた、
妊婦さんや乳幼児なども含まれます。

そのなかでも、私の卒業研究では、
「食物アレルギー」がある人を対象としました。

なぜ食物アレルギーを持った人が
災害時要配慮者になるの?と思われる方がいるかもしれませんが、
災害時、食物アレルギーの人は、非常食が食べられない事態に
追い込まれる危険があります。

避難所で「せっかくの炊き出しを、なんで食べないんだ!
みんな困っているんだからぜいたくを言うな」と
心無い言葉をあびせられることも懸念されます。
でも、無理して食べると、命に関わる事態にさえつながります。

食物アレルギーの事故は
学校現場で起きることもあるので、
小学生という、まだ若い世代に
食物アレルギーについて伝え、知ってもらうことで、
食物アレルギーを正しく恐れたり、
災害時に配慮を必要とする人を思いやる心を持ったり
してもらいたいと思い、この研究に取り組みました。

「NHK 関西ラジオワイド 弓場珠希」で
検索していただけると、
放送のアーカイブを載せてくださっている
NHK大阪放送局のウェブページが出てきますので、
よかったら聴いてみてください!
(時間が経つとリンクが切れているかもしれません)

災害が起こると、ふだんから弱い立場にいる人は、
他の人よりもずっと苦しい思いをすることになります。
私にとって懸念しなければならないのは食物アレルギーですが、
ペットを飼っている方は避難所に連れていけるかどうか、
身体が不自由な方は無事避難ができるかどうか、
宗教上の問題で食事が制限される方は食べ物を確保できるかどうか、
などと、それぞれ心配なことがあると思います。

いろんな立場の人を思いやる心を私も持ちたいと思いますし、
今回の放送が災害時に必要な配慮について考えるきっかけに
なってくれたら嬉しいです。

今回が最後の出演だったのですが、
弟の担任の先生や母の知り合いが
たまたま聴いてくださって感想を教えてくれたり、
祖父母や祖父母の家のご近所さん、親戚が放送を
心待ちにしてくれたりしました。

とくに、
私のことを知らない弟の担任の先生が、
弓場という名字と、「食物アレルギー」というキーワードだけで
(弟も食物アレルギーがあります)、教え子の姉だと気づいて
放送を聴いて下さったことに
本当にびっくりしました。

周りの人の反応を見て、
改めて素晴らしい経験ができていたんだなと感じました。
そしてやっぱり、ラジオが持つ、
伝える力の大きさを実感しました。

公共の電波で物事を伝える責任から、
プレッシャーはあったのですが、
本当に楽しかった!!!
こんな経験ができて本当によかったです。
いつかまた、自分の口から何かを伝えたいなあ、と思います。

鹿島アナウンサー、新口キャスターをはじめとする
NHKの「関西ラジオワイド」に関わるみなさん、
そして近藤先生、
貴重な経験をさせていただき、
本当にありがとうございました!!

弓場珠希