NHKラジオ収録
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執筆担当: 弓場珠希(近藤ゼミ)
1月27日、NHK大阪放送局にて
「関西ラジオワイド」のコーナー
「防災コラム」の収録を行ってきました。私はこれで、5回目の出演ですが、
今回初めて、鹿島綾乃アナウンサーと共演させていただきました。【収録後に集合写真を撮りました!】 鹿島アナウンサーは近藤先生の大学時代の同期だとか...!
思い出話に花を咲かせておられてほっこりしました
(*^_^*)さて、本題に入ります。
今回の防災コラムでは、
12月に福島を訪れて感じたことを
関西の皆さんにも伝えようと、
お話ししてきました!今回の福島訪問では、
初めて「立ち入り制限エリア」に立ち入ることができました。
マリーンハウスふたばと双葉南小学校の
2つの施設に入らせていただき、
地震、津波、原発事故が重なってしまった複合災害の
恐ろしさを肌で感じてきました。ラジオの中で近藤先生がお話されていたのですが、
自然災害の被害や原発事故の影響は、長期的に続いてしまいます。
風化を防ぎ、被害と向き合い続けるには、
経験を語り継ぐ、もしくは、 世代を超えて、
「語り直す」しかありません。私は、双葉南小学校で、
同じ日に生まれた同級生が書いた自分史を見つけました。
その子は今元気にしているのかな、
どこかで笑顔でいてくれていたらいいなと思っています。「震災当時 6 年生だった私が、
6 年生だった児童のことに思いを馳せる」というのも、
震災と向き合うためのひとつの方法になります。
福島県との物理的な距離は遠いのですが、
心理的な距離が近づけば、伝わることがあるはずです。4月からは社会人になり、
いまのように福島に足を運ぶことが難しくなるかもしれませんが、
自分の中で福島に思いを馳せる機会を作りたいなと思います。ブログを読んでくださるみなさんも、
近藤ゼミのブログでは、ゼミ生が
これからも福島のことを発信していきますので
そこから、今の福島を知っていただけたら幸いです。前回の福島訪問について詳しく書いたブログも、
近藤ゼミのバックナンバーで読むことができますので、
ぜひ読んでいただきたいです。また、近藤ゼミではインスタグラムを通した情報発信をしています。
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近藤ゼミの活動をチェックしていただけたらと思います。話題が変わりますが、収録後に
NHK大阪放送局の近くにある
「教育塔」を見に行きました。学校園等の教育時間中・活動中(通学・通勤途上も含みます)、
また、それらが原因と思われることで亡くなられた方、
人命救助や不慮の災害・事故等によって亡くなられた方
(宗教・国籍を問わず。一年以上さかのぼっても可)
が合葬されているそうです。【こちらが教育塔です。すごく大きいですよ】 この教育塔は、1934年の室戸台風の時に、
殉職した教員や死亡した児童が多数出たため、
二度と同じような災害が起きないよう祈願して作られました。また、1995年の阪神淡路大震災で、
犠牲となった教職員・子供たち・保護者など教育関係者も
合葬されています。毎年10月30日には教育祭が行われ、
殉職者が合葬されているそうです。つい最近、豊國神社に初詣に行ったときに
この教育塔の横を通ったのですが、
結構大きいのに、存在に気づけなかったんです。
ですが、教育塔のことを知っていれば、
ちょっと近くを通った時にお参りしよう!とか、
思いを馳せる行動に移すことができると思います。福島だけでなく、身近な場所にあるものにもアンテナを広げ
災害を語り直していきたいなと思います。関西ラジオワイドに出させていただくのも5回目!
鹿島アナウンサー、新口キャスター、そして近藤先生、
また一つ貴重な経験をさせていただき、
ありがとうございました。弓場珠希