教訓は生かされているのか〜災害メモリアルアクションKOBE2022〜

執筆者:山﨑健司(4回生)

1月8日(土),「災害メモリアルアクションKOBE2022」が開催されました.私は昨年に続き,2度目の参加です.例年,神戸にある人と防災未来センターが会場になっているのですが,オミクロン株の感染急拡大を受け,急遽,オンライン開催に変更されました.奥村ゼミからは奥村先生,栗田直樹くんと私がゼミ室から参加しました.

「災害メモリアルアクションKOBE」は「阪神・淡路大震災の経験を活かす」ことを目指した取り組みであり,「『未災者』が大震災を知り,さらに『未災者』に伝え,つないでいく」という新しいチャレンジです.

私は「関連死と持病の関係」に注目して卒業研究に取り組んでいます.このメモリアル行事への参加がきっかけになって,阪神・淡路大震災では持病をどう捉えていたのか,持病についてきちんと検証されていたのか,その検証結果をのちの災害で生かせていたのか,を考えるようになりました.また,震災から丸27年が経過しましたが,まだまだ注目されていない課題や活用されていない教訓があるのではないでしょうか.

これから,2月に社会安全研究科の大学院試験を受験します.「避難後での死」がゼロになるまで関連死と向き合い続けたいと思います.

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オンラインで発表している様子