福島訪問2日目午後~ふたば、ふたたび~

執筆担当: 松谷 実奈(近藤ゼミ)

こんにちは、4回生の松谷実奈です。

私たちは、12月9日~12日の4日間で
福島県を訪問させていただきました!
私からは、2日目の午後の活動についてお伝えします!

2日目の午後は、
「みらいへのヒカリプロジェクトイルミネーション2021」の
点灯式に参加しました!

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【きれいなイルミネーションでテンションが上がっている様子】

このイルミネーションイベントは、
「ふたば、ふたたび」を合言葉に
震災前に行われていた双葉町駅前のイルミネーションを
震災から10年経った今ふたたび行い、
街を暖かいヒカリで彩ろうというものです。

まずは夕方に行われる点灯式に向けて、
イベントの主催団体である「ふたばプロジェクト」の皆さん、
双葉町婦人会の皆さん、そして近藤ゼミのみんなで
飾りつけの準備を行いました!

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【婦人会の皆さんとの記念写真】

具体的には、
ペーパーランタンづくりや
ヒンメリという飾りの設置などです!

ペーパーランタンは双葉ダルマや桜などが描かれていて、
仙台市・つくば市・加須市といった双葉町民の避難先自治体、
いわき市で再開しているの町立学校のみなさんが
色塗りをしてくださったものです!!

双葉町に住んでいらっしゃった方々が色塗りしたランタンに加え、
近藤ゼミ生もランタンの色塗りをさせていただき、
たくさんの人の想いが詰まったペーパーランタンになりました!

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【双葉町への思いが詰まったペーパーランタンたち】

そして、その後は
みなさんで折り紙だるまを作りました!
4回生でだるまの折り方をレクチャーし、
婦人会の皆さんに作っていただきました!

婦人会の皆さんは一度の説明ですぐに折り方を覚えてくださり、
あっという間に個性豊かな折り紙だるまが出来上がりました。

そんな折り紙だるま作りで印象深かった場面がこちら!

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【お互いが作ったダルマを持っているお二人】

婦人会の方とたまちゃんが
折り紙だるまを交換していました!
たまちゃんが、婦人会の方をモチーフにしてお顔を描いたようで、
確かに雰囲気が似ていますね!

婦人会の方と一緒に作った折り紙だるまは、
それぞれイチオシの作品をボードに貼り付け、
このような出来上がりとなりました!
双葉駅横の旧双葉駅舎に飾っていただけるようですので、
お立ち寄りの際はぜひ見ていってください!

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【完成したボードを囲んでみんなでパシャリ】

そうしているうちに辺りはだんだん暗くなり、
イルミネーションへ向けて私たちもどんどん盛り上がっていました。
そんななか、撮った写真がこちら!

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【ある言葉を表現したポーズを決めている様子】

何を表したポーズか分かりますか?

ずばり、
「FUTABA」です!!!!!!

実は、後ろに並べてあるペーパーランタンも
「FUTABA」の文字を表していて、
それに合わせて近藤ゼミの学部生も
ポーズを決めてみました!

そうしているうちに点灯式が始まり、
司会の方のアドリブで
近藤ゼミ院生の李さんと3回生の将吾が
カウントダウンの掛け声をするという
驚きの展開となりました!

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【点灯式とカメラを構える人々の様子】

点灯式にはたくさんの報道関係者の方も来ており、
イルミネーションの様子を撮影したり
インタビューをしたりされていました。

このイベントには、震災前は毎年行われていた
双葉駅前のイルミネーションをふたたび行うことで、
ふたたび双葉町を活気づけたいという想いが込められています。
双葉町への帰還を目指す方、双葉町への移住を考えている方が
双葉町へ来るきっかけになってほしい
という願いも込められているそうです。

点灯式には来られなかった方々にも、
テレビニュースや記事を通じて、双葉町の魅力や
双葉町を大切に思う人々の気持ちが伝わっていると嬉しいです。

ふたば、ふたたび。
近藤ゼミ生としても、この福島や双葉町で学んだことを
発信していければと思っています!

そして、遅くなりましたが、
今回の福島訪問に関わってくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

私自身、社会安全学部に入学し災害や防災について学ぶなかで、
在学中に福島へ行き、直接この目で見たい、
直接話を聞きたいと思っていました。
今回皆さんのおかげで、その願いが実現しました!

最後に、私が福島で感じたことの中から
2つのことを書かせていただきます。

1つ目は、どこの街にもそこで暮らしを営む人や、
そこを大切に思う人がいることです。
言葉にすると当たり前のことかもしれませんが、
福島に行く前の私は、同じ日本なのに
自分と福島とを切り離していた気がします。
自分が暮らしている町でなくても、外国でも、
その街を大切に思う人がいるという考えがあれば、
災害を自分事として感じられるのではないかなと思いました。

2つ目は、自分で考えることの大切さについてです。
直接話を聞くことが難しくても、「自分で」情報を集めたり
集めた情報を踏まえて「自分は」どう思うのか考えたり
することはできるはずです。
「〇〇がそう言ってたから」という無責任な態度は
それに全力で向き合っている人達の
妨げになってしまうかもしれません。
考え方に正解も不正解もありませんが、
自分で情報を集め、自分で判断することが
何に対しても誠実な向き合い方だと感じました。

今回の福島訪問での思い出がたくさんあったので、
とてもとても長いブログになってしまいました!
最後まで読んでくださった皆さん、
ありがとうございます!

他のブログでも、
福島訪問の際の活動について書かれていますので、
そちらもぜひぜひお読みください!

松谷実奈