離島で大活躍「軽救急車」―現地調査を踏まえてー

執筆者:坂口ひとし(永田ゼミ3回生)

 皆さんこんにちは!永田ゼミ3回生の坂口ひとしです。

 昨年度、大学から「夢実現支援金(ゆめサポ)」をいただき、ずっと行ってみたかった離島「家島」に行って、「軽救急車」の実態調査を実施することができましたので、今日はその成果をほんの少しだけですがご紹介したいと思います。この支援制度は、コロナ禍でも学生が夢を追い続け、目標を達成できるようにと、株式会社オービックの野田会長からの寄付金を基にして立ち上げられたそうで、私も夢を実現できました。ありがとうございました!

 さて、皆さんは軽自動車をベースにした救急車の存在をご存じですか。離島や山間部など通常の救急車が活動できない狭い道が多い地域に配備されています。私はその軽救急車が日本で初めて配備された兵庫県姫路市家島に行って実地調査を行いました。

 島を訪れただけでも多くの発見がありました。たとえば、島内の道路は想像以上に狭く、本州とはまったく違う雰囲気でした。滞在期間中、島内で普通乗用車をほとんど見かけませんでした。住民の皆さんはバイクや軽自動車を利用されていました。

 消防隊員にも直接お話をお聞きしました。階段の多い島内での救急搬送の大変さや、離島ゆえに海上保安庁との連携が重要であることなど、様々な興味深いエピソードをお聞きすることができました。

 今回の調査では、離島での救急の現状を知ることができました。普段、大学で触れることのない、そして、だれも知らないおもしろい世界を覗き見ることができたと感じています。ここでは成果のほんの一部しか紹介できませんが、引き続き、永田ゼミで研究を発展させ、どこかで皆さんにご報告したいと考えています。
 
 最後までお読みいただきありがとうございました!

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写真1 家島の海

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写真2 島内で活躍する軽救急車

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写真3 島内の狭い道路

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写真4 漁港に留まる船