京大ウィークス2019 in阿武山観測所

執筆担当:深見陸人(城下ゼミ)

11月9日、11月10日の2日間にかけて行われる京大ウィークスのイベントとして高槻市にある阿武山観測所を訪問しました!

そもそも京大ウィークスとは北海道の研究林や桜島の火山観測所など計25の施設で、施設見学会や講演会、体験実験、自然観察会など、参加者の知的好奇心を刺激しようというイベントのことです。 

本日はイベントスタッフとして城下ゼミ生3.4回生合わせて18人が参加しました。

初めの仕事はバスの添乗員としてお客さんを阿武山観測所まで送ることでした!

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京都大学と書かれた旗を持つだけでみんな
「賢そうに見えるやろー?」と嬉しそうでした(笑)

その後、私たちも阿武山観測所へ移動!!
高槻にあることで名前は知っていたのですが、実際に訪問したのは今回が初めてです。

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阿武山観測所は、1927年3月7日発生『北丹後地震』の後、地震研究を進めるため、1930年に『阿武山地震観測所』として創設されました。その後、平成2年に現在の阿武山観測所になりました。

私たちの仕事は受付や案内、施設の監視業務等の補助でした。

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施設の中には地震計の変遷が展示や、測量機器の展示、様々な土地で見られる火山岩などが置かれていました。
特に印象に残っていることは地震計の変遷です。

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この地震計はドイツ製の「ウィーヘルト式地震計」と呼ばれるもので地震観測が始まった初期に使われていました。
写真では伝わりにくいのですが、かなり大きなものです。私は173センチでごく平均的な身長ですが、少し見上げるぐらいの高さ(2メートル越え?)の地震計です!!


現在使われている地震計をご存知ですか?

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満点地震計と呼ばれており、画面一番右にある小さな四角のものです。上の写真のウィーヘルト式地震計と比べると明らかに小さいことがわかります。
実際、重さは1.5kg。

普段のゼミでは防災に関する分野の中でも防災教育をデザインする方法を学んでいます。そのため、正直なところ阿武山観測所に置かれている測定器などの説明はとても難しいものでした(笑)
地学や物理などをもっとちゃんと勉強していれば分かったのかも...

また、阿武山観測所には知られていない一面もあり屋上には展望台があります!

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ここでは大阪平野が一望でき、天気の良い時には淡路島まで見えるそうです!
こんなにも景色がいいところなのでもっと多くの人に知って欲しいなと思いました。

夕方17時ごろにはすべての業務を終え、高槻駅に戻ってきました!
大変な業務が多かったですが、みんな終わってからの達成感でいい笑顔でした(笑)

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災害に対する知識を学ぼうという方は今回の参加者を見るとご高齢の方が多かったように感じました。どのようにすれば、自分たちみたいな若者にもこのような機会を知ってもらえるのか、また興味を持ってもらえるのか考えさせられました。
防災は協力プレーが多いです。様々な人が協力し合える空気というものをいかに作ればいいのか今後のゼミを通して考えてみようと思います。