尼崎福祉プロジェクト 再始動!
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執筆担当:濱崎采如(近藤ゼミ)
10月29日、人工呼吸器をつけて生活をしていらっしゃる平本歩さんに、防災と福祉に関するヒアリングにご協力いただきました。
【平本さん(左)、ヒアリングを終えて記念写真を撮影しました】
平本さんは、小さいころから人工呼吸器を装着しています。
現在は、尼崎にて、一人暮らしをされていらっしゃいます。
人工呼吸器とともに生きる人たちのいのちと思いを大切に活動している「バクバクの会」で積極的に参加されています。会員の方と何度も話し合い完成させた「防災ハンドブック」も訪問の際、見せてくださいました。
平本さんが一番不安だと感じている点は、やはり「停電」とのことでした。
人工呼吸器が止まってしまうといけませんから、予備のバッテリーをたくさん準備なさっています。そして他ほかにも避難する際にすぐに持ちだせるように、非常用の「スーツケース」を準備されていました。
その中には、平本さん専用のお薬や食料、衣服や懐中電灯などの他にもヘルパーさんと一緒に逃げることを想定して、ヘルパーさん2人分の荷物も含まれていました!!
【この中に、防災グッズがたくさん!】
そしてしかも、、、
食料の賞味期限などをチェックする表を作り、ファイルでまとめて管理をされており大変すばらしい取り組みだと思いました!
【平本さんオリジナル・チェックリスト】
また、避難所の問題に関しては、トイレや睡眠など、不安材料も多いのですが、すでにベランダから脱出する訓練もなさっていて、具体的にどこに逃げるかまでしっかり決めていらっしゃいました。
さすがです!
【このような文字盤を使って、丁寧にお話をしてくださいました】
実際に自宅に訪問させていただき、直接お話をうかがうことで、ヒアリングをしている私にも平本さんの防災に対する思いが直に伝わってきてこころを打たれました。チェック表の取り組みは、ぜひ、私もやってみようと考えています!
また、平本さんの著作『バクバクっ子の在宅記』も購入させていただきました。
ゼミ室でみんなと共有したいと思います!!
【バクバクっ子の在宅記】濱崎采如