熊本城調査

小山ゼミ修士1年梶谷です.

4月18日(木),熊本城の石垣変状調査のために熊本に行ってきました.

熊本地震が起きてから3年が経ちましたが,修復は今もなお続けられています.
石垣が崩れたままで,一般の人が立ち入ることが出来ないところがまだまだ多くありました.
小山ゼミでは,地震によって変形してしまった城郭石垣が,降雨や台風,強風などの影響でさらに変状が進行していないかを定量的に把握するため,定期的に熊本城へ行き,3Dレーザースキャナを使って計測を行っています.

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私は昨年の秋ごろにも熊本城に行きましたが,そのときよりも孕み出して見えるところや,新たに変状が気になる点などあり,13時~17時の間で計16箇所の計測を行いました.写真左は宇土櫓の西側の石垣です.継続して計測を行っている平櫓では,写真右のように,石垣上部の櫓の建物の修復を行うための石垣を押さえる鋼材のフレームの構造物が建っており,復旧作業は着々と進んでいるということも実感できました.

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調査を行っている際,熊本城の写真を撮りに来ていた熊本出身の方が調査に興味を持ってくださり,話しかけて下さいました.そして,「こんな風にきちんとデータとして残るのは良いですね,ありがとうございます」と言ってくださり,感謝してもらえるような調査に関われていることへの喜びと,同時に,責任を感じました.これからも熊本城の復興の一助となるよう,調査・分析を続けて行きたいと思います.
新幹線までの待ち時間,駅構内にある肥後よかモン市場にてお土産を見ることにしました.調査のとき担当の方と話した,「熊本のお土産といえば?」に話題として挙がった黒糖ドーナツ棒を院生研究室の皆さんに買いました.
熊本のお土産を持って,みなさんと交流を深めて生きたいと思います.

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