プレアヴィヘア寺院の調査①

小山ゼミ3回生の加藤亨典です。

今日,21日はカンボジアのプレアヴィヒア寺院にて調査を行いました。

プレアヴィヒア寺院へは、アンコール遺跡のあるシェムリアップから北西の方向に車で4時間ほど行ったタイとカンボジアの国境付近にあり、625mの断崖絶壁に建立された寺院です。

まず、車で山のふもとまで行き,そこからは大型のクロスカントリー車に乗り換えて山道を一気に登ります。

プレアヴィヘア寺院は、南北にゴープラと呼ばれる塔門が5つ配置されており、標高の高いところから第1ゴープラ、第2ゴープラ、・・・第5ゴープラと呼ばれています。小山ゼミで研究対象としているのは、第3ゴープラです。第3ゴープラは東西に塔門を挟んで左右対称になるように2つの宮殿が配置されていますが、西側の宮殿の南側が大きく崩壊しています。この原因を解明することが、今後の修復・保存にむけて重要です。

今回の調査でも、第3ゴープラ東西宮殿の石積のレーザー計測を行いました。この場所は昨年、一昨年にも同様の計測を実施しており、今回の計測結果と比較することで石積の変状が進行しているのかどうかがわかります。

第1ゴープラの先は断崖絶壁となっていて、そこからの眺めは格別です。

ちなみに、今日の昼食はカフェ・モイモイのお弁当です。カフェ・モイモイはシェムリアップでの調査の際、毎回昼食時に利用していた食堂です。

半日では計測が終了しませんので、ふもとの町にあるホテル(というかコッテージ)に滞在します。明日も引き続きプレア・ヴィヘア寺院での計測を行います。

夕飯はホテルのレストランでこんな感じでした。出てくるのに時間を要しましたが,なかなかおいしかったです。