カンボジア・バイヨン寺院遺跡調査①

小山ゼミ3回生の北田佑輝です。

私たち小山ゼミは2018年8月18日~8月23日までの6日間、カンボジアのシェムリアップで遺跡の調査にきています。

昨晩に現地に到着し、今日8月19日が調査初日です。カンボジア・シェムリアップにあるアンコール遺跡群のひとつであるバイヨン寺院の調査に向かいました。

まずは、バイヨン寺院を背景に広島大学の橋本先生と一緒に小山ゼミで記念撮影。

カンボジアといえばアンコールワットが有名ですが、それよりもさらに広いアンコール・トムという遺跡群があり、その中心にバイヨン寺院があります。このバイヨン寺院の修復には日本が大きく関わっています。

 

バイヨン寺院は、版築と呼ばれる盛土の上に石を積み上げることによって建てられています。しかし、石を積むときに入れ子のように組むのではなく、目地をそろえてまっすぐ積み上げられていることから、石材が一体となって外側に倒れこむように動き、塔全体が外側に開くような挙動が観測されています。

小山ゼミでは、基壇部分の石積みがどのような挙動をしているのか、石材の目地やクラックが年々どのように変化しているのかということを調べるために、レーザースキャナや写真測量技術を使って計測を行っています。

 

 

本日は、15時ごろから降雨のため、予定されていた一箇所を残して計測を終了しました。

 

夕食はホテルの近くにあるインド料理屋でカレーなどを食べました。おいしかったです。