ブロック塀を代替する木の塀を開発した港製器訪問

亀井ゼミでは、2012年から、老朽化したブロック塀の危険性について、高槻市や関西大学などの防災イベントで警鐘を鳴らし続けてきました。

特に、ブロック塀の代わりになる木の塀スーパーフェンスを開発している港製器工業株式会社のマーケティングのお手伝いを代々してきました。

6月18日に、大阪北部地震が発生し、高槻市でブロック塀が倒れ、犠牲者が出ました。やっと老朽化したブロック塀の危険性が広く認知されるようになりました。

今回、大阪北部地震の後、港製器工業株式会社の本社工場を訪問しました。

今回の大阪北部地震で、ブロック塀が倒れ、小学生が犠牲になったことを聞いた時に、すぐに港製器のことを思い出しました。この一件で、建て直しの案件が増えているのかと思っていましたが実際はなかなか上手く広がっていないことに対して驚きました。このようなことがあったにも関わらず、自分の家のブロック塀が崩れない限り、人は建て直しにお金をかけようと思わないのだと実感しました。事が起きてからでは遅いので、一刻も早く建て直しが進むようになればいいと思いました。(ゆき)

高槻の地震で古い塀の危険性が注目されたが、それをスーパーフェンスに繋げるというのは簡単ではなく、古くなったブロック塀の危険性やスーパーフェンスの良さなどを上手く発信しなければならないので、物を売ることの難しさを感じた。(りの)

今回の港製器の見学を通して、改めて老朽化したブロック塀の危険性や、危険とわかっていながらもなかなか建て直すことが少ないという現状について詳しくわかることができました。港製器にはスーパーフェンスという塀があり、主体は木でできているため前回のような地震が来ても安全でブロック塀よりも丈夫です。なので今回の地震で被害に遭われた方と同じことがないよう、スーパーフェンスがもっと世の中には広まって欲しいと思いました。(なお)

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木の塀を開発する港製器工業の敷地内のブロック塀も大阪北部地震で一部損壊
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木の塀スーパーフェンスの見本
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暑い日に熱い工場見学を終えて