火山災害についてのヒアリング調査

林ゼミ3年の川辺智士と申します。

林ゼミでは地震や火山噴火のメカニズムの解明とその防災についての研究を進めています。私は火山に興味があり、それに関係したテーマで卒論を書く準備を進めています。今回、北海道大学名誉教授の宇井忠英先生を訪ね、2014年御嶽山噴火や2018年草津白根山噴火といった最近の火山災害の事例を踏まえ、現在の日本における火山防災の課題についてお話を伺いました。

写真は小中学校の検定教科書に見られる火山防災上の問題点をお聞きした時のものです。

減災を考える上では、科学者・行政・報道・市民の四者が協力する「減災のテトラへドロン(正四面体)」が極めて重要であるという話が特に印象に残りました。この正四面体構造は社会安全学部の講義で繰り返し学んでいたものですが、2000年有珠山噴火の最前線で活躍された宇井先生から直接お話を伺うことで更に深く理解できたように思います。

他にも興味深い話をお聞きでき、火山関係のテーマで卒論を書く決意が高まりました。続きは次の機会にお話ししたいと思います。