法学部公共政策科目群

公共政策科目群

公共問題を解決するための法律やそれを所管する行政機構およびその運営のメカニズムについての理解を深めます。

公共政策科目群
4年間の履修モデル

2年次生 中橋 真唯 さん × 石橋 章市朗 教授

中橋 真唯 さん
石橋 章市朗 教授
1年次の大学生活はどうでしたか
(基幹科目、演習科目、ガイダンスなど)

大学での勉強は、高校までの勉強とは違い、専門性が高いことに驚きました。しかし、分からないことがあればサークルの先輩や先生に質問するなどして、授業についていくことができました。初めてのことばかりで戸惑っていましたが、友達や周りのサポートのおかげで楽しく実りのある1年間になったと思います。

先生からの
アドバイス

法学部では、基幹科目と導入演習をおくことで、高校までの勉強と専門科目を接続するようにしています。とはいっても、大学では学生にある程度の積極的な態度が求められます。担当教員や先輩などに質問することはとてもよいことですね。

この科目群に関心をもったのはどうしてですか?
また実際に授業を受けてみた感想は?

将来、地元に戻り公務員になろうと思っています。公共政策科目群の授業を履修したのは、必ずそうなれるとは思っていませんが、将来に少しでも役に立てばと考えたからです。以前公務員をされていた先生が授業を担当していたり、ゲストスピーカーとして現役の公務員のお話を聞くことができたり、公務員になりたいという思いが強くなりました。

先生からの
アドバイス

法学部生の進路としてもっとも特徴的なのが公務員です。年度によっても変わりますが、卒業生の15~20%が官公庁の職員に採用されています。法学・政治学・行政学・経済学など公務員試験に必要な試験科目を専門科目として履修することができます。

いま勉強していることを、これからどのように活かして
いきたいですか?

2年後にある公務員試験に向けて勉強していきたいと思っています。しかし、それだけではなく一人の大人、一人の社会人になるための、教養や自分なりの考え方を身につけていきたいです。知識をそのまま吸収するだけではなく、自分なりの解釈や私だったらこうするなと自分の頭で考える能力を鍛えていきたいです。

先生からの
アドバイス

これはとてもよい心がけです。試験に合格することが目的ではありません。公務員として市民や企業の活動を支えるには、知識だけでなく、さまざまなスキルや態度が要求されており、近年では求められるレベルも高くなる傾向にあります。本学部では2年次生むけに「公共政策プログラム」を実施し、アクティブな公務員の養成にも力を入れています。

履修の一例
(自由に科目を選択できます)

基幹科目16単位、導入演習2単位は、1年次生全員が履修します。

履修の一例

科目群の講義から
[政策過程論 より良い政策過程のあり方を探る]

受講生のコメント
本塚 友実子 さん
映画をもとに政策過程をわかりやすく学べました。

1つの政策が打ち出されるまでには、人の行動パターンや立場、世の中の背景などが関わり合っていることを学びました。特に印象深いのは、キューバ危機に関する映画を取り上げ、アメリカが最終的な判断を下すまでの過程を学んだことです。登場人物の行動には理由があることがわかり、政治を学ぶ醍醐味を知ることができました。

本塚 友実子 さん

石橋 章市朗 教授
【担当】 石橋 章市朗 教授

公共問題を認識し、解決策を考え、解決策を選択する一連の流れを政策過程(policy process)といいます。processという単語には「加工」という意味もあるので、そこから優秀な政治家や官僚によって効率的に政策が生産される様子を想像されるかもしれません。しかし「ゴミ缶モデル」という奇妙なモデルによれば、政策過程は偶然に左右されるようですし、政治的なアクターたちによるパワーゲームとして描かれることもあります。この講義では、こうした複雑な公共政策の形成や決定という現象を記述し、それに影響する要因を明らかにすることを通じて、より良い政策過程のデザインについて論じています。