法学部特色ある授業

特色ある授業

「展開講義」では、特定のトピックや論点に基づいた講義、専門性をより高めるための講義、弁護士や司法書士など実務家による講義など、毎年、特徴のある講義が準備されています。ここでは、そのうちのいくつかの概要をシラバスから抜粋して紹介いたします。詳しい講義の情報は「シラバス検索」からご覧ください(なお、科目名および授業内容等に関しては、変更の可能性があります)。

展開講義(スポーツ法学)

21世紀に入り、スポーツと法律に関し、いくつもの出来事がありましたが、特に2004年のプロ野球界での「ストライキ」が画期的でした。即ち、大阪近鉄とオリックスの合併に端を発し、選手会による初の「ストライキ」が行われたのです。そこでは、日頃明確に意識されていない選手と球団の関係が契約関係であること、また、選手会が労働組合性を有すること等が連日報道され、スポーツと契約、 スポーツと法律社会との関係が一層明確になりました。 2011年は、東日本大震災と原発事故等、我が国にとって大変な年でしたが、スポーツ法の分野では「スポーツ基本法」が制定され、「スポーツ権」という言葉も、かなり耳に馴染むようになりました・・・(中略)・ ・・スポーツと同じく楽しみながらともに学びましょう。

展開講義(法女性学)

多くの女性が労働市場に進出し、他方、男性も家事・育児、介護等の家族的責任を負担している中で、労働関係においては、性別に関わりなく、能力に応じた雇用の場が保障され、雇用・ 労働条件において差別的取扱いを受けず、職場において人格権が保障され、労働と家族的責任・個人の生活を調和させることが重要な課題です。本講義では、特に労働関係に焦点を当て、①労働関係における男女の平等、②働きやすい職場環境の保障、③労働と妊娠・出産、育児・介護、個人の生活との調和-ワーク・ライフ・バランス、④非正規労働者の雇用・労働条件保障の4つの視点から、論点・法制度・今後の課題を検討します。

展開講義(法律実務論)

弁護士の職務・役割・活動に関し、あるべき弁護士の理念を説き、また現在の弁護士実務の問題点を解明するとともに、将来、法曹界(裁判官・検察官・弁護士)に進もうとする者に対しては、その動機付けを与えることを目的とする。 講義内容としては、日本の司法制度における弁護士の役割・その使命、司法の制度的問題点および実際の弁護士業務などを予定している。法曹界(特に、弁護士業務)に関心のある積極的な学生の受講を期待する。

展開講義(平和学)

平和学は、戦争や紛争の諸原因と平和の条件を探究する学問である。平和は、日常語としてよく用いられる言葉だが、他方で学問的にも探究の対象となってきたテーマでもあり、とくに1960年代以降、平和学が進展し、平和の概念は「暴力の克服」として動態的に理解されるようになった。本講では、非暴力と戦争廃絶の思想と運動を中心に、市民の側から平和を構築していく方途を考究する。映像や資料も活用して、非暴力闘争や市民的不服従の事例について検討する。

展開講義(登記法)

不動産登記法の目的は、「不動産の表示及び不動産に関する権利を公示するための登記に関する制度について定めることにより、国民の権利の保全を図り、もって取引の安全と円滑に資すること」であるが、この講義ではこの「目的」、不動産に関する権利の得喪・変更を公示するための「登記制度」及び「登記手続」を理解するために、不動産登記法の全体像をわかりやすく民法等の復習も交えながら解説していく予定である。

展開講義(国際租税法)

国際租税法は、国境を越えた活動に対する課税を取り扱う分野です。グローバル化が進み、国境を越えた取引が活発になっています。その際、租税は重要な判断要素のひとつとなっています。 本講義では、居住者・内国法人が海外で活動を行う場合と非居住者・外国法人が日本国内で活動を行う場合の課税のしくみについて話します。その際、国内法のみならず、租税条約及び判例を素材とします。

展開講義(アフリカ(サブサハラ地域)の法と政治)

本講義は、ザンビアで最初の女性弁護士となり、その後、同国の最高裁判所裁判官、初代駐日ザンビア共和国全権大使、駐オランダ、バチカンザンビア共和国全権大使等の要職を経て、現在、東南部アフリカ市場共同体(COMESA)司法裁判所裁判長である、Lombe CHIBESAKUNDA氏を招へい教授に迎え、アフリカの法と政治の理解とともに、日本との関わりについて受講生とともに考えるものである。