自由な科目選択学習の履修例

法政史・法政理論科目を中心とした履修モデル

法政史・法政理論科目を中心に
履修しています!

3年次生 さん × 角田 猛之 教授

角田 猛之 教授
1年次の大学生活はどうでしたか
(基幹科目、演習科目、ガイダンスなど)
入学前は、大学生活の楽しみよりも不安の方が大きかったですが、オリエンテーションで履修科目や授業の流れ、単位についても詳しい説明があり、ガイダンス、教務センターや先輩に相談することで不安な気持ちを払拭した上でカリキュラムを組む事ができました。
一年次は法学の基礎的な部分である基幹科目(憲法、民法、刑法、政治学、基礎法学)を中心として、語学やスポーツ、グループディスカッションも交えながら学ぶので、友達も出来、気がつくと今現在の基盤となる知識や考え方、人脈を得ることが出来ました。テスト勉強は22時まで空いている図書館で、お気に入りの席があるほど定番化しています。
先生からの
アドバイス
角田 猛之 教授
科目選択に当たって、ガイダンスを有効に活用し、また教務や先輩などからアドヴァイスをもらうなどして、1年間で自分が学びたい科目や分野をうまく選択したと思います。
1回生は専門科目が少ないので基幹科目は特に重要です。また、その間に、語学や教養科目だけではなく、スポーツやグループディスカッションなどに積極的に参加したことは、非常に有意義だと思います。また、図書館にお気に入りの「定席」があるというのは、図書館を大いに利用して、いろいろな知識を身につけたことの証ですね。
授業を選ぶ時の基本コンセプトを教えてください。
また実際に授業を受けてみた感想は?

具体的な進路が決まっていなかったため、幅広く活かせる知識を基盤とした科目、内容を中心に、部活との両立を考えて、曜日や時限、単位数も選択肢の一つでした。
海外に渡航した経験から、日本における常識が、一歩外に出ると社会性の違いから通用しない部分も多くあるということを目の当たりにしたことで、角田先生の法社会学に興味を持ち、より深く学びたいと思いました。その結果、今までいかに守られた世界で自分が生きてきたかを知り、その守る術の一つが法学であることを知って、未来の自分を形成する手段を得るために、楽しみながら現在努力中です。

先生からの
アドバイス
角田 猛之 教授
卒業後の進路が決まっていないなかで幅広く受講し、またそのなかで、さんは部活に力を入れるとともに、勉学との両立を図る努力をしてきたことは、学生時代だからこそできる非常にいい経験だと思います。また私のゼミでは、日本と外国の様々な制度や文化の比較、そしてそれを生かした国際交流を非常に重視しますので、さんの志向にうまくマッチしていると思います。
現在3回生ですが、最後の1年間を3回生で培った経験や知識を生かして、さらに飛躍されることを期待しています。
いま勉強していることを、これからどのように活かして
いきたいですか?
私が所属する角田ゼミは、一般的にとても難しく遠い存在に考えられがちな法学が、実は生きていく上で、身近で起こっている問題が母体となって、解決の術を学ぶ学問であるという法社会学を中心に学びます。そのため、明日起こり得るかもしれない多くの人々の窮地に寄り添い、解決の糸口を導き出せる存在となれるように、そして、自分の人生においても数々の問題に直面した際に学んだことを判断力のベースとして活用していきたいと思います。
先生からの
アドバイス
角田 猛之 教授
法社会学はさんが指摘しているように、社会の実態、さまざまな動向を通して法のあり方や特徴を理解するための学問分野です。ですので、難解といわれている「法律」(つまり、六法全書の条文や裁判所の判例)そのものではなく、たとえば道路交通法や少年法といった身近な法律が日常生活においてどのように働いているのか、また逆に働いていないのかを、具体的なトピックを手がかりにして考える分野です。その意味で、さんが今後長い人生を生きていくうえで、さまざまな示唆を与えることのできる学問分野だと思います。
私の履修(さんの場合)

基幹科目16単位、導入演習2単位は、1年次生全員が履修します。

私の履修
法政史・法政理論キー科目
    • 法哲学1(法・国家・社会)
    • 法哲学2(正義論)
    • 日本法制史1(日本公法史)
    • 西洋法制史1(12世紀以前のヨーロッパの法)
    • 西洋法制史2(12世紀以後のヨーロッパの法)
    • ローマ法1(古代・中世のローマ法)
    • ローマ法2(近世・近代のローマ法)
    • 法社会学1(法と社会システム)
    • 法社会学2(法現象の社会学)
    • 法社会史2(多文化の法社会史)
    • 日本政治史1(歴史と人物概説)
    • 日本政治史2(歴史と人物詳説)
法政史・法政理論関連科目
    • 比較法文化学(法制度・法意識をめぐる比較法文化)
    • 外国法(EU法概論1)(公法)
    • 国際法2(国際法秩序の基本構成)
    • 法学入門
    • 政治哲学1(政治理論のパラダイム転換)
    • 政治哲学2(現代政治とシティズンシップ)
    • 国際政治学2(現代アメリカ外交論)a
    • 展開講義(日本社会論)
角田 猛之 教授
角田 猛之 教授
  • 専門分野

    法社会学、比較法文化学

  • 研究テーマ

    宗教、民族、罪と罰、ジェンダー、先端医療、等に関する法と社会、法と文化の比較研究。

  • 学部ゼミ紹介

    「法と社会」に関する話題を、諸外国との比較を視野に入れた報告とディスカッションを中心に進める。その際、学生は「罪と罰」「性と生」「先端医療と法」といったテーマ別の班編成で報告する。

(2017年度当時)