法学部法政史・法政理論科目群

法政史・法政理論科目群

歴史や思想の観点から、法や政治のありかたについてアプローチし、現行の法制度や政治の歴史と仕組みを学びます。

法政史・法政理論科目群
4年間の履修モデル

2年次生 梅津 祐貴 さん × 粟辻 悠 准教授

梅津 祐貴 さん
粟辻 悠 准教授
1年次の大学生活はどうでしたか
(基幹科目、演習科目、ガイダンスなど)

法学部に入学し、今まであまり触れることのなかった法律を学ぶことにとても不安を感じていました。しかし、1年次にたくさんの基幹科目を受けるなかで、法律を学ぶ難しさはもちろん、理解する楽しみもえることができ、当初感じていた不安はなくなりました。1年次の演習科目では新しく仲間ができ、様々なことに関し議論することによって、広い視野を持ち、よく考えるようになりました。

先生からの
アドバイス

1年間、基礎をしっかり固められたようでなによりです。2年目ということで、基幹科目という「コースメニュー」を与えられる時期から、自分の自由な判断で「アラカルトメニュー」を選んで、自分を成長させる時期に入ってきています。仲間と良い刺激を与えあいながら(ときには先生にも相談して)、自分の道を切り開いていってください。

この科目群に関心をもったのはどうしてですか?
また実際に授業を受けてみた感想は?

法政史・法政理論科目群に関心を持ったのは、法律の知識のない自分が法を学んでいくには、世界中の法の起源や歴史を学ぶ必要性を感じたからです。基礎をしっかりとさせることが重要であると考え、この科目群の授業を中心に履修しました。実際に授業を受けてみて、現在の法制度は自分が思っている以上に歴史や思想に影響されており、密接な関係にあると感じました。法学部で法を学んでいくには、歴史や思想を学ぶことがとても大切だと感じています。

先生からの
アドバイス

この科目群は、基幹科目では「基礎法」に当たる分野です。歴史的な観点からすれば、確かに法の「基礎」に相当するものですが、現行法をより深く理解するためにも重要な科目群です。現行法をも十分に修得しつつ、さらにこの分野を学び続ければ、より豊かな学知を身につけることができるでしょう。

いま勉強していることを、これからどのように活かして
いきたいですか?

法政史・法政理論科目群の授業を中心に、法の歴史、思想、法のあり方など基礎を学んでいます。しかし、現時点では、いま学んでいることを将来どう活かしていくか、まだ決めてはいません。ただここで学んだ知識をこれから模索していく「なりたい自分」の実現に活かしていきたいと考えています。私は将来検察官になりたいと考えています。検察官は強い正義感と責任感が必要な職業です。この職業にこの科目群で学んだ法のあり方を活かし国家の治安を守っていきたいと考えています。とはいえ、検察官として活躍するには高度の専門知識が必要であり、自分にはまだまだ不足しているので、これから学んでいきたいと思っています。

先生からの
アドバイス

検察官は専門性も高く、大変に狭き門を通り抜けた先にある職業です。法学部では、法の専門知識の中核部分をじっくりと身につける必要があるでしょう。また知識の獲得だけではなく、自分の力で考えることを習慣づけるのも重要です。この科目群はとりわけ、その訓練の場として最適だろうと思います。ご健闘を祈ります。

履修の一例
(自由に科目を選択できます)

基幹科目16単位、導入演習2単位は、1年次生全員が履修します。

履修の一例

科目群の講義から
[ローマ法 現代の日本法の源流を学ぶ]

受講生のコメント
坂下 健一 さん
歴史の深いローマ法を学ぶことにより現代の法律への理解が深まりました。

遥か昔に作成されたローマ法が日本にまで影響を及ぼしていることや、時代とともに編纂され、より近代的に変貌を遂げたことに驚きました。ローマ法のような古典的な法律を学ぶと、そもそもなぜ法律は誕生したのか、その時代にはどのような法律が重要視されたのかといったことも学ぶことができ、現代の法律への理解が深まります。

坂下 健一 さん

粟辻 悠 准教授
【担当】 粟辻 悠 准教授

1400年以上前に存在した、「古代ローマ」という「異世界」の法について講義をしています。この未知の世界を楽しみ、そこに文字通り「ロマン」を感じとってもらうことは(学生時代の私自身がそうでしたが)、もちろん大歓迎です。とはいえ、古代ローマはファンタジー小説のような意味での完全な「異世界」ではなく、現代の日本にも現実にさまざまな影響を与えています。ローマ法はその典型例であり、後世の西洋法を経由して日本にも流れ込んだ、日本法のご先祖様ともいえる存在です。古代ローマを知ることは、未知の世界へと自分の視野を広げるためにも役立ちますが、日本法の根本にさかのぼった本質的な理解を得るためにも、大きな手助けとなるのです。