法学部政治学科目群

政治学科目群

社会全体に影響を及ぼすような利害や価値の対立がどのように政治的に解決されるのかを、政治的なアクターの行動や心理といった観点から明らかにします。

政治学科目群
4年間の履修モデル

2年次生 青木 藍奈 さん × 森本 哲郎 教授

青木 藍奈 さん
森本 哲郎 教授
1年次の大学生活はどうでしたか
(基幹科目、演習科目、ガイダンスなど)

1年次の基幹科目においては、憲法、民法、刑法、基礎法学、現代政治論と様々なことを学びました。正直大変ではありました。しかし、さまざまな事柄を学ぶうえで、その1つ1つの内容を関連付けて学ぶことができ、そこで得られたことは自分にとって大きな収穫でした。またそれにより、物事に対する視野を広く持つことができるようにもなりました。2年次になる前に行われたガイダンスでは、6つの科目群について丁寧に説明が行われ、とても分かりやすかったです。

先生からの
アドバイス

時間的余裕のある1年次で、ものごとを多面的に見る、広い視野を持つ、という習慣が身に付いたのは、大変うれしいことです。これからも、この姿勢を忘れないで下さい。

この科目群に関心をもったのはどうしてですか?
また実際に授業を受けてみた感想は?

1年次に受けた現代政治論の授業が楽しかったので、政治科目群に関心をもちました。この科目群は、その名の通り政治について学びますが、私たちが日々暮らしている中で、「政治」というものは身近なものであるため、その政治における仕組みやプロセスなどを2年次からより深く知りたいと思ったからです。社会には、国籍・性別・世代など様々に異なった者がいて、また、人々が追求する利益もいろいろに分かれており、政治とはそのような利害や意見の対立を調整する営みであるということが、大学での授業を受けてみて、より深く理解することができました。何が(どの案が)ベストかを考えることを多角的な視点から捉えることは難しいですが、問題解決のための政策のプロセスを学ぶことで、ベストな選択肢を選ぶ力を身につけつつあるように思います。

先生からの
アドバイス

本当に様々な意見や利害が渦巻くのが人間社会です。激しく対立する意見や利害を何とか調整し、反対だという人々にも、消極的にではあれ受け入れてもらえる政策をつくり実行する。この実に地道な営みが政治の仕事です。市民も「奇跡の特効薬」幻想を捨てなければなりません。

いま勉強していることを、これからどのように活かして
いきたいですか?

相互に関連しあっている様々な問題にたいして広い視野を持って物事を見て、良い判断ができるようになりたいと考えています。政治科目群の授業では、様々な事柄の中からベストな選択肢を選ぶ力を付けられると考えています。私の夢は教員になることです。学校現場においても様々な問題が発生するので、政治科目群の学習で得た問題解決のための能力を活かしていきたいと考えています。

先生からの
アドバイス

多様な意見・利害の調整、人々の理解を得られる政策の形成と実施、その評価と点検、そのための制度や組織、そして人のあり方、さらにそれらの歴史的な経緯と展望、などなど、実に多面的で広い視野を必要とするのが法学部での学びです。どんな道に進んでも必ず役立ちます。

履修の一例
(自由に科目を選択できます)

基幹科目16単位、導入演習2単位は、1年次生全員が履修します。

履修の一例

科目群の講義から
[政治機構論 現代日本の政党政治を分析し未来の展望を考える]

受講生のコメント
松田 桃子 さん
日本の政党と政治について深く学ぶ、魅力的な講義です。

この講義では、日本の政党と現代日本の政治について、他国との比較を通して理解を深めます。講義内容に関連してさまざまなトピックを交えて授業をしてくださるので、90分間飽きることがありません。講義を通して得られる数々の知識は、今後の人生にも役立つ、教養としての価値が大きいものだと感じます。

松田 桃子 さん

森本 哲郎 教授
【担当】 森本 哲郎 教授

日本では1955年以来、自民党政権がごく短期間を除いて2009年まで続いてきました(94年以降は連立という形で)。これを政治学では「一党優位制」と言います。しかし、1994年に衆議院の選挙制度が小選挙区中心に改革され、自民党と民主党の「二大政党制」が出現。2009年には本格的な政権交代が実現しました。しかし、2012年末の総選挙で民主党が惨敗し、以降は自民党による新・一党優位制の始まりか、という議論さえ出ています。こうした現状をどう考えるべきでしょうか。ここで必要なのが、一つは歴史的な視点であり(現在の姿は歴史的に形成されたものです)、もう一つが諸外国(それぞれ難局にあって苦闘しています)との比較という視点です。授業では、この二つの視点を交差させつつ、現代日本の政党政治を分析し未来の展望を考えます。