「地震工学研究発表会@沖縄」に参加しました
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執筆者:高橋 佑介(修士1回生)
めんそーれ!学生ブログを閲覧している皆様,こんにちは,奥村ゼミM1の高橋です.
先日,9/7〜9/8にかけて沖縄県那覇市で開催された「第43回地震工学研究発表会」に参加してきました.
奥村ゼミからは奥村先生,M1高橋の2名が,更に今回は卒業生である高井さん(令和4年度修士卒),山本さん(令和4年度学部卒),山科さん(令和4年度学部卒)も加わり,沖縄県市町村自治会館にて研究成果を発表してきました.以下は,発表タイトルの一覧です.
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住民の参集状況が避難開始に及ぼす影響 (高井)
訓練,意向調査,実災害の比較による津波避難開始行動分析 (山本)
避難開始における論理的判断と直感的判断の関係に関する一考察 (高橋)
津波避難トリガーにみる日本人とインドネシア人の相違点 (山科)
――――――――――――――――――――――――――――――――――2019年以来,4年ぶりの対面開催ということもあり,発表会は発表・聴講併せて200人を超える方が参加され,かなり盛況でした.プログラムでは河田先生(関西大学社会安全学部初代学部長)の基調講演のほか,発表も150件近くあり,活発な議論が交わされていました.参加者は若い世代の方も多く,若手研究者の交流の場にもなっていました.
私は学外での発表は初めてだった為,かなり緊張しました.本番ではしっかりと自分の研究を発表することが出来たので良かったです.高井さんや山本さん,山科さんの発表では,研究が深い領域まで行われていたり,スライド等が作り込まれていたりして,流石だなと思いました.
また,発表やディスカッションを通して,研究のモチベーションアップにも繋がりました.大阪に戻ったら,早速研究を再開しようと思います.
滞在中には,国際通りで沖縄料理やお肉,お酒を頂きました.今回は3日間滞在できたので,それなりに堪能できました.発表会終了後の金曜日には,一井ゼミのメンバーや,筑波大の庄司先生とその学生の皆様,東北大の保田先生,静岡大の原田先生も交えて,一緒に夕食を取りました.楽しく交流を深めることが出来ました.
発表会が終わった後,土曜日には本島の最北端である辺戸岬まで車で行ってきました.
道中,かなり標高の低いエリアを国道が通っており,海抜表示の看板をよく見かけました.
沖縄県は東側に琉球海溝があり,地震による津波被害も予想されています.今回は西海岸を通りましたが,裏側だから無関係というわけではなく,津波が回折して襲来することも考えられます.現地を見ると,避難場所の案内や誘導の看板など,津波避難にはまだ改良できる余地があるように思えました.
意外だったのは,沖縄県は意外と地形に高低差があるということです.国際通りはかなりのアップダウンがありましたし,東北部に至っては海岸線ギリギリまで山が迫っていました.津波避難を考えると,これはかなり有利なポイントだと思われます.そのため,今後はいかに避難しやすくるすか,という点が求められるように考えます.
初めての学外での発表や,現地視察など,様々な体験を通して知見を深めることが出来ました.来年も対面で開催予定ということで,今から何処で開催されるのかが楽しみです.