在阪AMラジオ7局のシンポジウム!

執筆担当:近藤ゼミ(弓場珠希)

1月13日、京都市にあるKBSホールにて
「AMラジオ災害問題協議会 防災シンポジウム」
が開催されました。

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【KBS京都 道を挟んだ向かいは京都御苑です。】


このシンポジウムは、
「災問協」(さいもんきょう)が
主催しています。

すこし歴史をひもとくと、
1993年、大阪の民放ラジオ局3社
(MBSラジオ、ABCラジオ、ラジオ大阪)と
NHK大阪放送局が、「災害とラジオ」をテーマとし、
「在阪AMラジオ災害問題協議会」を発足させました。

その後、
阪神・淡路大震災の発生した1995年には
ラジオ関西が加わり、
「AMラジオ災害問題協議会」と名称が変わりました。
これが、「災問協」(さいもんきょう)です。

1998年には
KBS京都と和歌山放送が加わり、
近畿のすべてのAM局が揃い、
特別番組の放送や
各地のイベントと連動する企画を展開しておられます。

シンポジウムでは、
阪神・淡路大震災からまもなく25年という節目にあたり、
これまでAMラジオ局として、できたこと、できなかったこと、
こうすればよかったことなどについて、
各放送局の登壇者がトークセッションをなさっていました。

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【開演前、ちょうど近藤先生がスクリーンに映し出されていました】


このシンポジウムは二部に分かれており、
第一部は「おはよう朝日」の天気予報でおなじみの
正木明さんによる基調講演「命を守るための伝え方」、
第二部はラジオパーソナリティによるパネルディスカッションでした。

第一部では、
「おはよう天気です」の生放送中に
兵庫県南部地震を経験した正木さんから、
当時のお話や、情報を伝えるために、
また情報を受け取るために大切なことについての
講演がありました。

この講演の中で、
すぐに日常で役立てられると思ったことを共有します!
私たちにとって、きっと一番身近な"命を守る情報"である
天気予報の正しい使い方です。

①天気予報に出てくる情報が何を伝えているのかを理解すること
②天気予報は必ず新しいものをつかうこと
③悪天の時は天気予報を自分から取りに行くこと
です。

気象災害は、ある程度は予測ができるため、
防げる可能性があります。
だからこそ天気予報を有効活用すべきだと感じました。

第二部では、世代やキャリアの違うAMラジオ各局の
ラジオパーソナリティが登壇し、阪神・淡路大震災だけでなく
東日本大震災や台風被害の経験について話してくださいました。

みなさんが話しておられたことを
すべてレポートすると
このブログがどんどん長くなってしまうので割愛しますが、
阪神・淡路大震災も東日本大震災も
台風による大きな被害も経験していない私にとって、
あの日、渦中にいた方々のお話は衝撃的でした。

災害時にラジオがいかに役立っていたのか、
ずっとラジオとともに生きてきた人から聞く
ラジオの可能性はとても大きく、
ラジオって凄いんだな、とひしひしと感じました。

ですが、わたしは恥ずかしながら、
ラジオは凄いんだよと言えるほど、
ラジオを身近なものに出来ていません。
まず、自分が変わっていこうと思います。

このシンポジウムの模様は、後日
各放送局の特別番組や、ワイド番組内のコーナーで
放送されるそうです。

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【登壇者の記念写真: 提供KBS京都】


弓場珠希