菊鹿ワイナリー見学
-
執筆者 亀井ゼミ いけざきみな
熊本ワインが、2018年11月にオープンした菊鹿ワイナリーを見学しました。
広々した緑地にワインショップ、カフェ、レストランを併設し、早や熊本県の新たな名所になっています。
林田さんにお話しをうかがいました。
・菊鹿にぶどうを植えたきっかけは寒暖差があるから.・契約農家の畑は垣根で仕立てている.
・雨が多いので雨除けのビニールをつけたりするなどの工夫を行っている.
・自社畑にぶどうを植えて1~2年目になるものがある.ワインにするための収穫は早くて来年に行う予定で,その収穫した物をワインにしてみて状態を確認し販売できるかどうかを判断していく.木が若いと青さがやえぐみなどでワインの味に影響する. 10年程で味が安定していく.
・自社畑に約1000本の木を植えている.・自社畑では契約栽培にない品種を植えている.試験栽培も兼ねて栽培を行っているため良い物があれば契約農家に提案もしていける.
・ゲヴェルツトラミネールは基本的に寒い場所に植えるぶどう品種である.フランスのアルザスや日本の北海道や東北地方で栽培される品種である.九州では初の取り組みである.ゲヴェルツトラミネールを植えた選択は,他のワイナリーが作っていない物を作るのは九州では珍しく面白いと思ったから.
・自社畑では契約農家の仕立て方と違い,低いところで分かれて上に立ち上げるような棚で仕立てている.
・棚で仕立てる理由として,垣根仕立てではぶどうの樹勢が強く,管理が難しい.低い場所での栽培になるため熊本は湿気が多いので湿度がたまりやすく,ぶどうの病気の原因にもなる.そのため高いところで風通しを良くし健全なぶどうを育てている.
ソムリエの資格を持つ林田さんが案内して下さりました。