尼崎 防災・福祉プロジェクト

執筆担当: 長谷川夏帆(近藤ゼミ)

11月12日、尼崎で
防災と福祉に関するヒアリングをおこないました

今回のヒアリングは
重度の知的障害があるかたのお母様、
Iさんからおこないました。

昨年の大阪北部地震の時のお話や、
台風21号の時のお話をメインにうかがいました。
災害にどのように備えていらっしゃるのか、
息子さんとどのように連絡を取っているのかなど
詳しく話してくださいました。

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【ヒアリングの様子】


Iさんは台風21号の際に停電を経験されていて、
2日間も電気が使えなかったそうです。
その時に、ご自宅が太陽光発電だったことで
リビングにあるコンセントが使用できることが
分かったそうです。

そのおかげで冷蔵庫を使うことができたと
おっしゃっていました。

Iさんのご家庭で取り組んでいらっしゃる防災対策は、
非常用持ち出し袋を用意されていることです。
持ち出し袋の中には停電に備えたライトや、
ウェットティッシュなどがはいっており、
リュックには名前もしっかりと書いてありました。

ご自宅にはカセットコンロやボンベのほかに、
ローリング・ストック法で家族の分の食料も
用意しておられました。

普段からインスタント食品も食べているため、
災害時や非常時でも抵抗なく食べられるだろうということでした。

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【非常用のグッズがしっかり準備されていました】


私が良いなと思ったのは、
Iさんも息子さんもご近所の方と仲が良い、という点です。
息子さんが外出する際に、
ご近所さんは積極的に声をかけてくださるのだそうです。
携帯電話を持っていない息子さんにとっても、
連絡手段が限られるIさんにとっても
心強いことだと感じました。

今回のヒアリングで感じたことは、
福祉と防災を進めていくうえで、
障害者や難病患者のご本人さんと
地域とのつながりが大きなポイントになってくるのではないか、
ということです。

ご本人さんも、ご近所さんも、
知り合えばできる助け合い(愛のかたち)が
あるのではないかなと感じます。
声をかける、気にかける、という
ちょっとしたことでも
災害時や非常時には
コミュニケーションを取りやすくなるのではないでしょうか。

まだまだ始まったばかりですが、
尼崎プロジェクト、頑張ります!!


長谷川夏帆