海岸工学講演会 in 札幌

執筆担当:山本 阿子(高橋ゼミ・水災害研究室)

水災害研究室(以下、水研)のD2山本です。今回、土木学会主催の海岸工学講演会に参加するため、はるばる北海道札幌にやってまいりました。水研から、関西大学所属では私と研究員の門廻さんを含め昨年度修了したOB・OGの5人が発表者として参加しました。5人とも3日目が発表日ということで、1日目2日目は朝から夕方まで研究発表の聴講や白熱する質疑応答への参加をしてきました。


3日目発表当日、1番手は昨年度修士過程を修了し、建設技術研究所に就職した亀田さん。朝一番の発表にもかかわらず、とても落ちつていており堂々とした発表姿勢が印象的でした。

2番手は私、山本が発表しました。久しぶりの学会発表で緊張してしまい少し早口になってしまいましたが、質疑応答では沢山の意見を頂き本当に参考になりました。

3番手は昨年度水研から博士号を取得された日本工営の小園さん。質疑応答では白熱した議論が繰り広げられましたが、一つ一つに丁寧に対応されていました。

4番手は、同じく昨年度水研から博士号を取得され現在特別研究員として活躍中の門廻さん。沢山の場を経験されていることもあり、堂々としていて淡々と進めていく姿がとても印象深かったです。

5番手は、昨年度修士課程を修了し、日本工営に就職した岡本さん。難しいテーマでこちらも質疑応答が白熱しましたが、落ち着いて質疑に応じておられました。

OB・OGさんら全体を通して感じたことは、みなさん堂々としていて質疑応答でもしっかりと議論ができていたことです。私もここで得られた知識や経験を活かし、これからも研究を進めていきたいと思いました。しっかりと研究し成果を積み重ねていけば、このような大きな舞台で発表できるのも、水研の魅力の一つでもあります。来年こそは、発表だけでなくしっかりと質疑応答がこなせるよう成長して、またこの場で発表できるよう私自身も頑張りたいです。

海岸工学講演会には、毎回前日シンポジウムというものが開催されます。今回の会場は北海道大学フロンティア応用科学研究棟でした。昨年も参加したのですが、毎回様々な分野の研究者が集まり、現在進めている研究活動について分りやすく説明がされたあと、活発な意見交流が行われます。今回のテーマは「陸からみた津波減災施設」ということで、私自身も大変勉強になりました。

余談ですが...

会場は北海道大学内だったのですが、紅葉した並木道がとてもきれいでした。

毎年この時期に合わせて、津波研究者懇親会というものが開催されます。私も昨年に引き続き2回目の参加です。この懇親会は名前の通り津波に関する研究をされている方々の懇親会なのですが、魅力的なのは大学の教授や企業などの研究員さんだけなく、学生も参加できるということです。普段お話する機会のない先生方とも気軽に議論ができ、沢山の情報や助言を頂くことができました。また、同じ立場にある学生さんとの関わりで悩みを相談したり、自分の研究について語るうちに自分を見直すきっかけをもらったりなど、沢山の刺激をもらえる良い機会になりました。今後もこういった会にどんどん参加していきたいなぁと思いました。