能登半島地震ボランティア記
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こんにちは!
3回生の坂口亮太です。私は8月17~18日の2日間、
能登半島のボランティア活動に参加してきました。
この2日間は、NPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯りの活動に
近藤ゼミから7人帯同させていただきました。
1日目は能登地方の伝統である「キリコ祭り」の準備と本番、
片付けを行いました。まず、準備では屋台の設営、炊き出しの準備などを行いました。
その後は、少し町の散策を行いました。
祭りが行われるすぐ近くに倒壊家屋がある現実を見て、
被災地であることをあらためて実感しました。そして、本番です。
キリコが始まる前には、輪島市名舟町に伝わる郷土芸能の
御陣乗太鼓や屋台が行われました。
町民の方々の笑顔が見られて、祭りを開催できて
本当に良かったと感じました。
その後、メインであるキリコが始まりました。
キリコ祭りの中心となるのは「キリコ」と呼ばれる巨大な灯籠です。
この灯籠は、10メートル以上の高さがあり、
青年団を中心に担ぎ手たちが威勢よく担ぎ上げ、
とても迫力があります。私自身キリコを担ぐことはできませんでしたが、
参加した町民の方々の熱意やこの祭にかける思いが伝わり、
物理的な支援だけではなく、被災者が主体となって行う
復興の必要性を感じました。そして最後に、花火が打ち上げられました。
ただ単に花火を見れて綺麗だったというわけではなく、
この場所で、この状況で見ることができた花火が
とても意味のあるもので、印象に残っています。
2日目は、家屋の片付けを行いました。
家屋は崩れていませんでしたが、中は悲惨な状態で、
1つの家を片付けるのにも長い時間がかかりました。今回は人数が多く、普段よりも早く終わったようですが、
ボランティアがいない中でやるのを想像すると正直難しく、
人手不足であると感じました。また、私は実際の被災現場を見たのは今回が初めてで、
大学の講義で写真を見ていただけでは感じることができない
現場の雰囲気を感じることができ、貴重な経験をすることができました。長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
まだまだ能登半島の復興は進んでおらず、人手が必要です。
また、ボランティアは単なる人手としての役割だけでなく、
被災地と非被災地を繋げる役割を担っています。
「物理的な支援」にはない「人の力」があることを
皆さんに知ってほしいと思います。
これからも能登への関心を持ち続けていきます。(坂口亮太)