島本町いきいきサロン

こんにちは!

近藤ゼミ3回生の松井百桃香です.

私は215日木曜日に,

大阪府島本町の広瀬公民館でおこなわれた

「いきいきサロン」に参加しました.

「いきいきサロン」は,島本町の高齢者の方々が集まり交流をする場です.



今回は,保健師さんと管理栄養士さんが来てくださり,

転倒に関する注意や対策,食事について

紙芝居を使い分かりやすく教えていただきました.



写真1

 

〇転倒について

転倒は高齢者に多く,

高齢者が要介護状態になる原因の第4位が「骨折や転倒」です.



転倒によるケガや骨折がきっかけで

体が弱ったり,外出をしなくなったりして

ついには寝たきりになってしまうのです.

転倒は,75歳以上の人の約13.4%8人に1人)が

経験していると言われています.



以下、①から⑤の中のいずれか1つでも当てはまっていたら

骨折の危険性が高くなっているそうです.

1年間で1度でも転んだことがある

②立ち上がるとき背中や腰が痛む

➂重いものを持ち上げるとき背中や腰が痛む

④身長が縮んだ

⑤背中や腰が曲がっている



転倒の原因には,

筋力や柔軟性,バランス感覚の低下,薬の副作用や住宅内の生活環境

などがあげられます.



「いきいき百歳体操」などストレッチやトレーニングをして

部屋の整理,内服薬の確認,運動機能の維持,骨を丈夫にする食事

を実践することが重要であると学びました.



〇食事について

まず「フレイル」とは何か,ご存じでしょうか?

「フレイル」とは,

高齢期に心身の機能が衰えた状態で「健康」と「要介護」の間の状態です.

放置すると要介護になる危険がありますが,

早めに生活習慣を見直せば健康な状態に戻ることができます.



このフレイルを予防するためには

➀食事 ②身体活動 ③口腔ケア ④社会参加

の4本柱が大切です.

中でも特に大切な食事について意識すべきポイントを教えていただきました.



★主食,主菜,副菜をそろえる

一汁三菜を食事の基本とすると,

必要な栄養素をバランスよくとることができます.

またビタミンDはカルシウムの吸収を高めるとともに

筋肉の萎縮を予防する作用もあり

転倒や骨折の予防にもなります.

日光を浴びると体内でもビタミンDが作られるため日光浴も大切です.



★たんぱく質をとる

フレイル予防に必要な1日のたんぱく質の推奨量は,

(自分の体重)g程度とされています.

(例:体重60kgの人であれば1日のたんぱく質の推奨量は60g程度)



粉末スープを牛乳で溶く,などちょっとした工夫で

あと少し不足しているたんぱく質を補えるということを学べました.

また1食では少ししか食べられないという人は,間食で補うこともできます.



★「さ・あ・に・ぎ・や・か・に・い・た・だ・く」

10品目を毎日食べるようにすると

自然に様々な栄養をとることができます.

その10品目群は以下の「さあにぎやかにいただく」を目安にします.



さ 魚

あ 油

に 肉

ぎ 牛乳

や 緑黄色野菜

か 海藻

()

い 芋

た 卵

だ 大豆

く 果物



目標は17種類以上です!



今回私は初めて「いきいきサロン」に参加しました.

少し緊張していましたが,みなさんにあたたかく迎え入れていただき

楽しい時間を過ごすことができました.

親戚以外の高齢者の方々とお話をする機会は少ないので

とても貴重な経験になりました.



保健師さんと管理栄養士さんからのお話ももちろんですが,

その後の高齢者の方々とのお話を通して

高齢者の方々がどのようなこと・情報を求めているのか,

高齢者の方々にとって価値のある情報は何か,

を学ぶことができたと感じます.



食事や運動は高齢者に限らず

全世代にとって大切なことです.

私も健康寿命を延ばすため,

健康的な食生活を心掛け,運動習慣を維持しながら

健康に生きていこうと思います!



近藤ゼミでは

来年度,島本町で新しい取り組みも開始していきます.

今後ともよろしくお願いいたします!



最後になりましたが「島本町いきいきサロン」の皆様,

ありがとうございました.



(松井百桃香)