西日本鉄道株式会社(西鉄)の社員訓練施設の調査

1日目

岡本ゼミでは現地調査として、福岡にある西日本鉄道株式会社(西鉄)の社員訓練施設の調査をさせていただきました。

鉄道やバス事業などを行っているとても大きな会社です。



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福岡から施設の最寄り駅まで電車に乗って向かい、駅では会社の方が待っていてくださいました。



私のグループはまず、実際にインシデントが発生した現場まで歩いて向かいました。



話を聞いているときに会社の方から、「確認って何だと思いますか?」と聞かれました。私は「確認は確認」という答えしか出てきませんでした。



会社の方は「確認という行為は、【本来あるべき状況】と【現状】が一致しているか確かめることである。2 つが異なる場合は、【本来あるべき状況】に一致させるよう、【現状】を修正する必要がある。」ということをおっしゃいました。



安全を追及するためには、当たり前に思える確認ということも、11つ考えて行わなければならず、大変なことだと思いました。



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その後、私たちは社員研修のための建物まで歩いて行き、鉄道シミュレーターを操作するなど運転手と車掌の体験ができました。



運転手の体験では、きちんと止まるべき場所に電車を止めるのがとても難しかったです。



シミュレーターでは実際の事故を想定したシナリオが用意されており、同じグループの友達は線路への転落事故の後に大地震が起こっていました。



こういったことがシナリオではなく、実際に発生することもあり得、本番を想定した場面設定で、非常にリアルで貴重な体験をさせていただき感動しました。



車掌体験では普段聞いているような車掌さんが行う電車のアナウンスを行い、実際に電車の扉を開ける体験ができました。



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私もたちもよく電車を利用します。車掌さんが指を前方に指し確認を行ってる場面を今までたくさん目にしてきました。



正直、私は指をさしているだけじゃないのかと思っていました。



しかし、会社の教育制度についてのお話を通し、重大なインシデントに発展しないように、指をさすことによって前方の安全確認であったり、信号の確認をしっかり行い、全員に確認の重要性を浸透させることで、事故を未然に防止していると肌で感じました。



一日を通して、鉄道の危険性や教育制度について、実際に車掌体験などを通し、楽しみながら学ぶことができました。