高槻福祉プロジェクト 防災研修会

執筆担当: 森本将吾 (近藤ゼミ)

こんにちは!
近藤ゼミ4回生の森本です。

10月21日、高槻市介護事業者協議会、
防災対策部会主催の研修会に参加しました。

今回のテーマは、
前半が、「BCP作成におけるポイントと注意点」、
後半が、「大阪府の地震リスクと企業におけるリスクマネジメント」
でした。

前半は、
北摂総合病院ケアプランセンターの田村さんのお話を拝聴しました。
BCPとは、簡単に言うと、災害や感染症などの危機的事案が起こった際に
業務を継続して行えるようにするための計画書のようなものです。
介護業界では、2021年4月に施行された
「令和3年度介護報酬改定における改定事項について」で、
このBCPを2023年度末までに策定することが
国から義務づけられています。

今回は、このような状況をふまえて
実際にすでにBCPを策定された田村さんから
BCPのポイントを教えてもらいました。

お話の中では、3人でチームをつくり、
月に2、3回、策定にむけて検討を進めていけば、
3~4か月で完成したとのことでした。
この点は、わたしにとって、とても意外でした。
もちろん事業所の規模によってBCPの内容は変わるので
一概に作成期間が定まるわけではありませんが、
意外と短期間で、少ない作業で完成するのだなというのが
わたしの率直な感想でした。

わたしには馴染みの薄い話ではありましたが、
介護事業所のBCPは利用者の方の命に直結する大切なものなので、
なるべく早く普及が進めばいいなと思います。

後半では、損害保険ジャパン株式会社の方から
主に事業者対象の地震保険のお話を拝聴しました。

印象に残っているのが、
「BCP地震補償保険」というものです。
この保険は、地震による物的な損害がなくても
条件を満たせば支払い対象になるというものです。

わたしの地震保険の印象は、
被害や損害を時間をかけて査定してから
ようやく補償が得られるというものでした。
この保険のような一定の基準が明確に示されているものがあれば、
発災直後の復旧・復興の大きな手助けになるなと感じました。

今回の研修会は、
学生の私にはまだまだ身近でないように感じる部分もある一方で、
だからといって、関係のないことではなく、
これから一人の大人として社会に出ていくためには、
学んでおくべき分野であるとも感じました。

高槻市介護事業者協議会・防災対策部会の皆様、
登壇してくださったお二人、
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

写真1
【研修会の様子】

(森本将吾)