「おのくん」との出会い

執筆担当: 岡本優奈 加門紀乃(近藤ゼミ)

こんにちは〜!!
岡本ことO.K.(おーけー)です!!
突然寒くなって、だらだら寝ていたら
12時間以上、寝ていました!!(現在、夕方の15時半)

ブログの始まり、
いっつも、私の睡眠事情ですね!!
今日も頑張れそう٩( ᐛ )و

今回は!!
なんと!!
ゲスト投稿です!!

3回生の加門紀乃(のの)ちゃんが!!!!
私のブログ活動に賛同して書いてくれました...✨
私はいつも提出日の月曜に焦って書いてるのですが、
彼女は週末には原稿を送ってくれる真面目な子です...
取って代わられる日も近い...??

今回の内容は、「おのくん」についてです。
私も東北旅行に行った時に、
おのくんの実家の宮城県東松島市の空の駅にて、
おのくんをお迎えしました!

"東日本大震災以後、東松島の仮設住宅から生まれた、
靴下を使って作られたソックモンキー「おのくん」。"
東松島を知ってほしい、
東松島に来てほしいと願って生まれた人形です。

支援された新品の靴下や中綿から作られていて、
ハンドメイドで毎日、お母さんたちが
一針一針絆を紡いでいます。

お顔も柄もオンリーワンなおのくん、
もちもちしていてとってもカワイイです☺️
私は、後半に紹介してもらう、ののちゃんのおのくんより
三回りくらいビッグなおのくんです☺️(サムネ参照)

写真1

↓おのくん公式ホームページ
https://socialimagine.wixsite.com/onokun

私の東方旅行のことについても
いつかお話しします!!

以下、ののちゃんの書き込みです!! 

岡本優奈

☆+:;;;;;;:+☆+:;;;;;;:+☆+:;;;;;;:+☆+:;;;;;;:+☆+:;;;;;;:+☆

先日、東日本大震災のボランティア活動をされている
70代の女性の方が「おのくん」という可愛らしい
ぬいぐるみを見せて下さいました。

そのぬいぐるみは、
モグラのような可愛らしい見た目で、
特徴はキョロっとした目。
大きさは手のひらサイズで、
なんと靴下で作られているのです!

あまりの可愛さに、
それは何ですかと尋ねると丁寧に教えて下さり
防災を学んでいる私のアンテナがピピっときたのか、
これは書き留めねばと
咄嗟にアイパッドを取りだしていました。(笑)

女性のお話によると、
このぬいぐるみには
ある思いが込められているのです。
今回はそんな私と「おのくん」との出会いを
お話したいと思います。

と、その前に、この女性について少しお話しますね。
私は、関大のシェアハウスに
今年の夏からお世話になっているのですが、
月に1、2回シングさんと言って
吹田市を拠点に留学のサポートをされている
団体の方が私たちの様子を見に来てくださいます。

その一人がこの女性で、
お話を聞いていると
若い頃に大きな病気にかかり
生死に一生をとりとめた経験をお持ちなんだそうです。
そんな経験もあって
「人生はいつ何があるかわからない。
だから毎日懸命にいきなあかんのや」と
強くおっしゃっていて、
多くのボランティア活動に
何十年と参加し人助けに尽力されているのだそうです。

10年前、東日本大震災が発生した時も
「自分にできる事はなんやろう」
「支援の為に東北に行きたい」と思ったそうです。

しかし、大阪から何度も駆け付けるのは
そう簡単な事ではありません。
そんな時、被災された方からこう言われたそうです。
「建物が建って町の復興は進みだしたけど、
多くの人が大事な家族を失ってしまった。
私たちはただみなさんに、この日本で大きな災害が発生して
多くの人が亡くなった、その事実を心に刻んでいてほしい。
そして、このぬいぐるみを
また東北に連れてきてやってほしい。」

このような事をきっかけにこの女性は、
被災者の方に代わっていろんな箇所で震災について語り、
聞いてくださった方にこのぬいぐるみを渡す活動を始めたと言います。
そして、ご自身でも後にこのぬいぐるみをもって
東北を訪れたそうです。

写真1

このぬいぐるみ自体は、
宮城県東松島市『小野駅前阪急仮設住宅』の
人々の住拠であった奥松島の復興を願って
生まれたキャラクタ―です。

先の見えない状況の中で
困難に立ち向かいながら
「めんどくしぇ」とぼやきつつ
日々前向きに、あたらしい未来を
自分たちの手で築いていこうと言う思いが
込められているそうです。

このように、私が出会った「おのくん」には、
被災者の方の願いとこの女性の思いが託されていたのです。

今回の貴重なお話を聞いて、
被災された方の切実な思いを
しっかり受けとめる事が出来ました。
また、これまで履修してきた講義でも
心の復興にまつわる学びを進めてきましたが、
まだまだ課題が山積みである事を
肌で実感した出来事でもありました。

私が所属する近藤ゼミでは、
「インクルーシブな防災」をテーマに掲げ、
様々なメディアを駆使して
アクション・リサーチを行っているのですが、
今回私が聞いたお話は、まさに
この「みんなの防災」を一つのぬいぐるみによって
体現されているように感じました。

様々なプロジェクト活動を行う中で
私は現在、福島県西郷村の防災課の方と
YouTubeで防災情報の発信を行っています。
私自身も「ぼうさい245」で
私たちと西郷村の防災課の方、
私たちと西郷村の村民の皆さん・東北の方との繋がりを広げ、
深める事が出来ればと思います。

引き続き、尽力してまいります。
もし関心をもってくれたかたがいたら、
一緒に取り組みを進めましょう!

加門紀乃