西日本豪雨災害から1年

元吉ゼミ4回生の越智です。
2018年7月の西日本豪雨の被災地である広島県の坂町小屋浦を訪れました。

小屋浦地区住民福祉協議会の出下さんから災害当時の様子や現在の状況についてのお話をうかがうことができました。被災された方の中には、「すでに年老いていて先はそれほど長くないのに、大金をかけて住宅を再建はできない」とか「息子や娘は家を出て違う土地に住居をかまえているから、大金をかけて住宅を再建しても自分の死後に住む人はおらず、結果として自分の子や孫に借金だけを残すことになってしまう」という考えを持っている方がいらっしゃるということでした。被災者のおかれている厳しい現実に対する認識が足りていなかったことに気づかされました。
これから日本の高齢化がますます進行していくこと、日本は世界でも有数の災害の多い国であることは避けられない事実です。そうであるからこそ、復興支援のあり方を改めて考え直す必要があると感じました。

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