江ノ電の勝手踏切調査
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安部ゼミ4回生の「踏切の安全研究班」は、昨年12月17日から18日にかけて江ノ島電鉄(江ノ電)の「勝手踏切」の調査を実施しました。江ノ電は、神奈川県藤沢市と鎌倉市を結ぶ営業キロ10kmの鉄道会社です。
勝手踏切とは、踏切でない普通の線路を近隣住民などがショートカットするために渡っている箇所を指します。勝手踏切は正式な踏切ではないため、警報機などが設置されておらず、人身事故が発生しやすい箇所として問題になっています。図1 江ノ電路線図
(出所)江ノ電ホームページ 1日目は地域住民側の視点を重視し、沿線を歩いて線路を横断しやすい箇所の抽出、および住民への簡単な聞き取りを行いました。
2日目は鉄道会社側の視点を重点に置き、江ノ電本社で住民の線路横断の実態に関するヒアリングを行いました。その後、江ノ電担当者のご案内により、勝手踏切の実情を調査しました。
2日間の調査を通じ、住宅が密集する地域を通るという特性から、それぞれの横断箇所付近の住民との調整が重要であることを実感させられました。
写真1 勝手踏切の例
写真2 線路内立入禁止の看板
*写真1は江ノ電提供、写真2は4回生・西 和基撮影。