「こうべiウォーク2018」に参加しました!!

執筆担当:阪口智哉(越山ゼミ・都市防災研究室3回生)

阪神淡路大震災からもうすぐ23年。

そこで今日は毎年1月に実施されている神戸のまちあるきイベントに参加し、再開発されたまちの様子を実際に見てきました。すると、先を見据えた工夫が様々な箇所に施されていました。


まず道路の四つ角です。普通は直角のところが斜めにへこんだ形になっています。これは車が角に接触しないように作られたもので、車が曲がれない四つ角にはありません。

また、地域の防災拠点になっている若鷹公園は、普段は道とフェンスによって左右2つに分かれています。しかし避難訓練などで広く使いたいときにはフェンスを取り外すことができ、道路を通行止めにすることで1つの大きな公園として使用できるようになります。

ほかにも、電柱をなくして倒れてくるものを減らしたり、せせらぎとよばれる人工の川を車道と歩道の間に作って災害時に備えて水を確保したりといったまちづくりの工夫が見られました。

iウォークでは、これら復興した神戸のまちの状況を、当時の復興まちづくりに関わったコンサルタントの人が説明してくれて、また町の中で復興に関与した住民の人たちから話を聞いたりすることができます。

↑角が直角じゃない!?

↑若鷹公園。奥のフェンス外せます

↑こっちは再開発されていない。雰囲気が全然違う。

↑なるほど!

私は震災から20年以上経った今、これらの再開発について住民全体で評価すべき時期に来ていると思います。生まれ変わったまちに20年住み続けると、もっとこうしておくべきやった、こんなもんいらんかったといった色々な反省点が出てくるはずです。住民会議を開いてそれらを1つにまとめておけば、今後どこかで震災が起きた後の再開発に役立てられるのではないかと私は考えます。

最後に豚汁をごちそうになりました!あったまるわ~♪

↑若松公園にある鉄人28号モニュメント。震災復興と地域活性化のシンボルです。