神戸電鉄粟生線の調査に行きました。

執筆担当:井上 結貴(西村ゼミ)

今、西村ゼミでは関西交通経済研究センターに提出する論文の研究を二つの班に分かれて進めているところです。

私たちの班は廃線の危機を抱えている神戸電鉄粟生線をどのようにして存続させていくかという研究をしています。

神戸電鉄は五つの路線を所有していて、そのうちの一つに粟生線があります。粟生線は五つの中でも最も距離が長い路線ですが、採算は取れておらず、神戸電鉄にとって重荷となっています。

そこで、10月30日に兵庫県にある神戸電鉄粟生線の調査を行いました。

調査内容として、粟生線の中でも比較的に乗降数の多い駅である鈴蘭台西口駅付近で聞き取り調査を行いました。私にとっては初めての聞き取り調査という事もあり、序盤はなかなか話かけられなかったのですが、、、

話を伺っていると、やはり、鉄道を必要としている人の方が多く、廃線に反対の人もいました。ただ、なかには鉄道よりもバスの方が安いから廃線になっても困らないという意見もありました。

次にもう少し先の駅に進んでみることにしました。人気は一気になくなり木幡という駅で降りたのですが、そこにいたのはわずか2人だけ、、、

調査を通じて、街中に近いところでは必要性を強く感じましたが、少し離れると鉄道の利用者は少なく、「廃線の危機」というのも納得せざるを得ない状況だと分かりました。

今後は、これらの事を踏まえ、粟生線の存続に向けての提言を考えていきます!