文理融合プロジェクト

文理融合プロジェクト

文理融合プロジェクト

文理融合とは?

 文理融合型プロジェクトとは、関西大学の理工系学部が持つ技術(テクノロジー)にもとづいてビジネスプランを作成するプロジェクトです。学生は、この活動の中でアイデア創出や評価の方法を実践の中で身につけていきます。

 文科系の学生にとっておそらく苦手な理系のテーマを取り上げているところに特徴があります。これは、アイデア創出の活動では、制約を課すことが重要なのですが、あえていえば、この制約のために、文科系学部の学生にとって理解が難しい理科系のシーズを利用しているのです。学生が、技術的な制約の中で、一般顧客に近い視点から課題を発見し、先入観にとらわれることなく様々な観点から自由に発想し、それを集約することにより、有益なモデルを創出することができることを期待しています。
 なお、この活動の目標は、単なる商品の開発ではなく、社会をよりよい方向に変革していくビジネスプランを創出することにあります。

2013年度は、化学生命工学部の河原秀久教授が開発した不凍タンパク質、
2014年度は接着タンパク質を利用したビジネスプランの作成を行いました。
2015年度は過冷却促進物質を利用したビジネスプラン作りを行っています。

 この活動の中に、AjiConがあります。

文理融合のねらい

 関西大学商学部では、文理融合や産学連携といったプロジェクトに基づく学習(PBL:Project Based Learning)の教育的効果は大きいと考えています。企業等と協同してそれらが持つ課題を抽出し、それに対する解決案(商品やサービスのプロトタイプ)を提示することにより、それに対する反応をインタビューや観察等によりデータとして取得し、これらを分析します。その情報に基づいて解決案を改良するということを繰り返していきます。こうしたプロセスを経ることによりビジネスプランの有効性を高めることができます。

 また、ビジネスプランの作成では、社会における課題の発見から、商品企画・設計、製造、販売、プロモーションというビジネス活動全体のプロセスを考えていくことになります。そのため、インターンシップのような組織活動の部分的な学習ではなく、企業活動を総体として学ぶことができます。そのため、学生のキャリアデザインのためにも有益です。

 商学部の学生と、企業・組織、理工系の教員や学生がコミュニケートすることによって、“異質な”思考方式を持つもの同士の対話の中で新しいアイデアの創出を促進することも可能となります。

 

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