ゼミを通じて、2024年春に新しい実践プログラムが始まること、まずトライアルとして金融業界での夏季インターンシップが実施されることを知りました。実習先には有名な銀行や証券会社の名前もあり、魅力を感じて参加を決意。正式なスタート前に、こうした業務体験の場に通常より容易にエントリーできたのは幸運だったと思います。
事前授業を経て8月末から5日間、企業のオフィスでインターンシップを体験しました。私が赴いたのは、保険・証券・住宅ローンなど幅広く金融商品を扱い、ライフプランニングを行う会社です。多彩な商材や事業について教わり、コンサルティング業務に挑戦。社員の方を顧客に見立て、将来の夢や不安を聞きアドバイスを行い、相手の状況を踏まえてどう会話を運ぶかを実践的に学びました。業界を外部から分析する大学の講義とは違った角度で、企業の視点に立ち、契約者のために物事を考えるのはとても面白い経験でした。保険を乗り換えると生涯で3,000万円浮くケースもあり、金融への知識を深めて行動を起こすことが、将来への不安解消につながると実感。多くの人にお金に関して学ぶ重要性を広め、安心して過ごせる社会を作っていけたらと思います。
5月〜7月 | インターンシップ中(8月〜9月の5日間) | 10月 |
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5月にエントリーし、6月から3回の事前授業に参加。初回に、参加者各自の希望を踏まえて実習先企業が発表されました。企業でのコミュニケーションの取り方やマナーも学び、インターンシップに向けて準備を進めました。 | 前半は、保険でライフプランを設計する業務を体験。後半はグループで「学生向けの金融教育プログラム」を練り、プレゼンテーションを行いました。キャラクターの人生設計を手伝うゲームを提案し、社員の方から好評をいただきました! | 成果報告会に出席。インターンシップ先の企業7社の方々と参加学生、先生方を前に、プログラムで得たものを発表しました。続いて行われた懇親会では、夏の発表内容に対し社員の方から、さらにフィードバックをいただくこともできました。 |
2022年4月から成人年齢が引き下げられたことで、大学1年生においても金融契約可能の範囲が拡大しています。 また、高等学校においても金融教育が始まり、金融リテラシーの重要性が高まってきています。
ファイナンス特別プログラム(Finance Special Program: FSP)は、金融に関する基礎的・応用的・発展的内容を体系的に理解し、金融業界での実践的な学びを通じて、高度な金融知識を有する人材の育成を目的とするプログラムです。
この目的を達成させるため、FSPでは次の2点をプログラムの特徴としています。1点目は、受講学生が配当年次に応じたプログラム科目を履修することで基礎的 ・ 応用的 ・ 発展的内容を体系的に学習することです。 2点目は、受講学生が金融業界での就業を夏期集中的に体験することです。 これにより、金融人として社会で必要とされる能力を知り、学ぶことができます。
2年・3年次夏季休業期間に開講する「ビジネス研究(ファイナンス・インターンシップ)」では、高度な金融知識を有する人材の育成や金融リテラシーの向上を目的として、金融機関でのインターンシップを科目として設けています。履修学生は指定された期間、金融機関に
赴き、事業に対する深い学び、業務体験、グループワークや、金融機関でのプレゼンテーションなどを通じて実践的な金融リテラシーを習得することができます。
履修に関する留意事項は次のとおりです。
ファイナンス特別プログラム(Finance Special Program: FSP)を履修するためには、先修条件として1年次に第1類入門科目「経済入門」および第2類共通科目「現代経済」の2科目4単位を修得する必要があります。またFSPを修了するためには、選択必修科目である第2類共通科目および第3類応用科目のうち2科目4単位、選択科目である第3類応用科目および第4類演習科目のうち5科目10 単位を修得することが必要です。
なお、FSP履修希望者が多い場合には選抜することもあります。
ファイナンス特別プログラムに関連する以下の科目の中から、合計18単位を修得
[1]必修科目として、第2類共通科目「金融論」と第6類産学連携科目「ビジネス研究(ファイナンス・インターンシップ)」の2科目4単位
[2]選択必修科目として、第2類共通科目「保険経済論」「金融情報論」および第3類応用科目「金融システム論」「証券市場論」「国際金融論」のうちから4単位
[3] 選択科目として、第3 類応用科目(下記表参照)および第4 類演習科目(ファイナンス専修「専門演習」「卒業研究」「卒業論文」)のうちから10単位
以上を修得した場合にFSPを修了したものと認定し、「ファイナンス特別プログラム 修了証」を授与します。
なお、 ファイナンス特別プログラム修了要件となる選択必修科目の修得単位数が必要単位数(4単位)を超える場合は、 その超過単位数を選択科目の単位数の中に算入することができます。
必修科目:4単位 | |
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第2類共通科目 | 金融論 |
第6類産学連携科目 | ビジネス研究(ファイナンス・インターンシップ) |
選択必修科目:4単位 | |
第2類共通科目 | 保険経済論、金融情報論 |
第3類応用科目 | 金融システム論、証券市場論、国際金融論 |
選択科目:10単位 | |
第3 類応用科目 | ファイナンス特殊講義、ファイナンス論、ミクロ金融分析、金融政策論、企業金融論、国際通貨システム論、実証ファイナンス、保険経営論、証券分析論 |
第4類演習科目 | (ファイナンス専修)専門演習、卒業研究、研究論文 |