1年次春学期必修科目「簿記入門演習」
この授業では日商簿記検定試験3級相当の知識を身につけるため、週2回の授業時間を設けてできるだけ多くの練習問題を行います。
簿記のレベル
- ●3級
- ビジネスパーソンに必須の基礎知識。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。
基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。中小企業や個人商店の経理事務に役立つ。
- ●2級
- 経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。
高度な商業簿記・工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。高校(商業高校)において修得を期待するレベル。
- ●1級
- 公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。合格すると税理士試験の受験資格が得られる。
極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる。大学等で専門に学ぶ者に期待するレベル。
簿記の活用Q&A
- Q1 日商簿記検定に合格すると本当に就職に有利なのですか?
- A 上場企業は、四半期に一度、財務諸表(企業の利益や経営、財産状況をまとめた書類)を出す義務があります。結果として、規模が大きい会社ほど、簿記や会計の知識を持つ人材のニーズは大きくなります。日商簿記検定2級以上は履歴書やエントリーシートに記載できる資格です。
- Q2 会社の人事部は、履歴書の資格欄をどのように見ているんですか?
- A 商社や金融、製造、小売、サービス業などで、簿記検定3級合格を義務付けたり、合格しないと昇進試験を受けられない会社があります。大学生のうちに就職したい業種が必要としている資格をチェックしましょう。
- Q3 日商簿記検定に合格するメリットは?(入社後)
- A 簿記検定を重視している会社では、①合格していると同期の人より早くスタートが切れますし、②他の資格も義務化していることが多いので、同期の人が簿記を勉強する間に別の資格の勉強をすることで、常に一歩先に進めます。
- POINT
- 1. 簿記検定合格は、大学生の時に簿記の勉強をした証明。
2. 社会人の一般常識・基礎力として、簿記の知識は必要不可欠。
3. 採用担当者の多くは簿記検定に合格しており、合格の価値を認識。
4. 「採用と資格は無関係」とする会社でも内定後や採用後に社員教育を実施。
5. 学生時代に簿記検定に合格している人は、入社時点で同期の人より有利。
6. 就職後に簿記の勉強をすることは、学生時代と比べて時間の確保が大変。
日商簿記検定に関する詳細については、次のURLにてご確認ください。
転載することについては、日本商工会議所に許諾を得ています。
検定試験受験の申込について※関西大学生協でも申込可能です!
簿記検定は商工会議所が窓口となります。受験に関する詳細については、各商工会議所にお問い合わせください。
●関西大学最寄りの商工会議所:吹田商工会議所
住所:〒564-0041 大阪府吹田市泉町2-17-4
TEL:06-6330-8001 FAX:06-6330-3350
E-mail:suitacci@suita.cci.or.jp
Webサイト:https://suitacci.com/
学外単位認定制度
● 認定資格および認定を行う専門教育科目について(2025年度以降入学生)
認定資格 | 認定を行う専門教育科目 |
日本商工会議所主催 |
簿記検定2級 | 簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)(ただし4単位まで) |
簿記検定1級 | 簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)、現代会計(2)、原価計算論(2)、コスト・マネジメント(2)、株式会社簿記(2)、会計制度論(2)、財務諸表論(2)、上級財務諸表論(2)、連結会計論(2)(ただし8単位まで) |
税理士試験科目合格 |
簿記論 | 簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)、株式会社簿記(2)(6単位まで) |
財務諸表論 | 現代会計(2)、会計制度論(2)、財務諸表論(2)、上級財務諸表論(2)(6単位まで) |
法人税法 | 税務会計概論(2)、税務会計実践(2)(4単位まで) |
公認会計士(短答式・論文式)合格 |
|
簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)、現代会計(2)、株式会社簿記(2)、会計制度論(2)、財務諸表論(2)、上級財務諸表論(2)、連結会計論(2)、原価計算論(2)、コスト・マネジメント(2)、管理会計論(2)、監査論(2)、内部統制論(2)、情報会計論(2)、外貨換算会計論(2)、証券市場会計論(2)、商法I(総則)(2)、商法II(会社法)(2)〔ただし、短答式合格は10単位まで、論文式合格は14単位(短答式合格で認定可能な10単位に4単位を加える)まで〕 |
※科目名の後ろの( )は科目の単位を表す
● 申請期間と認定時期について
対象者 | 申請期間 | 認定時期 |
新入生【入学前資格取得者】 | 入学年度の4月1日〜4月11日 | 春学期の成績発表時 |
在学生 | 春学期 | 7月12日〜8月22日 | 春学期の成績発表時 |
秋学期 | 12月20日〜1月30日 | 秋学期の成績発表時 |
● 認定資格および認定を行う専門教育科目について(2024年度以前入学生)
認定資格 | 認定を行う専門教育科目 |
日本商工会議所主催 |
簿記検定3級 | 簿記入門演習(2) |
簿記検定2級 | 簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)(ただし4単位まで) |
簿記検定1級 | 簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)、現代会計(2)、原価計算論(2)、コスト・マネジメント(2)、株式会社簿記(2)、会計制度論(2)、財務諸表論(2)、上級財務諸表論(2)、連結会計論(2)(ただし8単位まで) |
税理士試験科目合格 |
簿記論 | 簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)、株式会社簿記(2)(6単位まで) |
財務諸表論 | 現代会計(2)、会計制度論(2)、財務諸表論(2)、上級財務諸表論(2)(6単位まで) |
法人税法 | 税務会計概論(2)、税務会計実践(2)(4単位まで) |
公認会計士(短答式・論文式)合格 |
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簿記入門演習(2)、商業簿記(2)、工業簿記(2)、現代会計(2)、株式会社簿記(2)、会計制度論(2)、財務諸表論(2)、上級財務諸表論(2)、連結会計論(2)、原価計算論(2)、コスト・マネジメント(2)、管理会計論(2)、監査論(2)、内部統制論(2)、情報会計論(2)、外貨換算会計論(2)、証券市場会計論(2)、商法I(総則)(2)、商法II(会社法)(2)〔ただし、短答式合格は10単位まで、論文式合格は14単位(短答式合格で認定可能な10単位に4単位を加える)まで〕 |
※科目名の後ろの( )は科目の単位を表す
● 申請期間と認定時期について
対象者 | 申請期間 | 認定時期 |
新入生【入学前資格取得者】 | 入学年度の4月1日〜4月11日 | 春学期の成績発表時 |
在学生 | 春学期 | 7月12日〜8月22日 | 春学期の成績発表時 |
秋学期 | 12月20日〜1月30日 | 秋学期の成績発表時 |
※新入生で入学以前に取得した資格については、入学時のみに申請を許可します。