企業の経営者と投資家や銀行などの利害関係者の行動を左右する会計情報が、どのように作り出され、どうやって利用されるかについて学びます。そして、企業活動の運営に欠かせない手段としての簿記や、企業の会計情報を読み解く力を養います。実務と理論を学び、公認会計士や税理士、国税専門官、一般企業の経理担当者など、スペシャリストへの道を開くこともできるコースです。
会計を学ぶことで企業を分析する能力が身につき、現在の企業が要求する「数字に強い」人材になることができます。また、より高度な人材としての公認会計士・税理士・証券アナリスト・国税専門官などの職業専門家や公務員への道も開かれます。
数字から企業を分析する力で将来の選択肢が広がっていく。 以前から企業活動を支える会計に関心があり、入学後の講義で専門的に学ぼうと決意。ゼミで「サステナビリティに対し、会計学はどう貢献できるのか」を研究しています。持続可能性がビジネスで重要視され始めたのは最近のこと。新たな理論が絶えず現れ、知見が広がる面白さを感じます。数字で事実を分析するため、客観的に問題を理解し意思決定する力も向上。専修で身に付く知識や分析力はどんな職業でも社会で応用できると思います。
会計から企業を読み解けば、より良い未来に貢献できる。 会計と聞くと電卓を叩く姿を想像し、難しそうに感じるかもしれません。実際の会計専修にはゲームを交えて学んだり、身近な企業を調べたりと、楽しくユニークな講義がたくさん。私は簿記への苦手意識を克服しようと会計専修を選び、サステナビリティ課題に対する企業の取り組みを研究中です。日本の未来を考え、ゼミで議論することも。公認会計士を志す人、会計から企業を読み解く人、それぞれに充実した学びができる専修です。
会計の知識を広く、深く学んで将来に生かしたい。 会計の幅広い知識を身に付けた人は、将来どのような業界、企業に進んでも活躍できると考え、会計専修で公会計を専門に学んでいます。3年次のゼミ活動では、一般の方に公会計を理解してもらうための冊子を作成しました。また企業会計についても専修のカリキュラムで深く学び、日商簿記1級を取得。向上心の強い友人たちから刺激をもらいながら、現在は公認会計士をめざして勉強を続けています。
財務諸表の数字から企業の将来性を見極める。 今後の社会に必要とされる企業の見極め方をゼミで学んでいます。企業が多様な人材を活かす「ダイバーシティ経営」について、女性の活躍を推進する企業が本当に働きやすいと言えるのかを研究しました。女性活躍の支援制度や労働環境に付いて調査するとともに、財務諸表を用いて企業の収益性・成長性を分析しました。企業イメージではなく、数字の面から企業を見極める力を身に付けることができました。
国際会計基準と日本の会計基準との違いについて研究しています。どちらがより良い基準なのか、自分達の確固たる意見を導き出すのに苦労しました。先行研究を調べ、グループで何度も話し合いを重ねて、意見をまとめ発表。会計に触れたことのない人にも分かりやすく伝えるプレゼンを意識しました。その甲斐もあり、ゼミ大会で会計専修としては久々の優秀賞を取ることができ、大きな達成感を得られました。
あなたは「会計」について、「私は数字が苦手だから、数字を扱う“会計”なんてやりたくない!」と考えてはいませんか。
しかし、大好きなショッピングをするときには、“値札”とお財布の中身を見比べて決めるでしょう。
また、アルバイトをするとき、あなたは“時給の高低”を比べずに決めますか?このように、日常生活において私たちは、知らず知らずのうちに、“おカネ=数字”を基準にして、自分の行動を決定しているのです。
「会計」は簡単に言えば、「おカネを数える」ことです。
そして「会計学」は、「おカネの数え方を勉強する」ことと言えるかもしれません。
「会計学」を身につけると、人生において「損をしない」という場面も出てくるでしょう。
他大学に比べて、より充実した関西大学商学部の「会計学」を、より充実した専門の教員から学んでみませんか。