キャンパスライフ

関西大学商学部生が商品開発に携わった「おいも ぬくもりパン」の販売が開始されました!

2015年5月12日(火)に、関西大学東京センターにおいて関西大学と白ハト食品工業株式会社が共同開発した「おいも ぬくもりパン」の記者説明会が実施され、商品開発に携わった商学部3年次生も出席しました。

 

ぬくもりパン

 

文部科学大臣賞を受賞した、化学生命工学部の河原秀久教授の率いる天然素材工学研究室が、鍋料理を食べ終えた後にエノキタケが鍋底に張り付いていることからヒントを得て開発した「接着タンパク質含有エキス」。

この「接着タンパク質含有エキス」という食物由来の安新・安全なエキスを「シーズ」として使用し、2014年度秋学期に、商学部の2年次生向けに開講されている「演習」のCORES(コレス)の授業の一環として、「テクコレス」(技術シーズを基にビジネスプランを考える活動)を発展させた「文理融合型プロジェクト」を商学部の荒木孝治教授、川上智子教授、西岡健一准教授の3ゼミで推進しました。

この「文理融合型プロジェクト」において、商学部3ゼミの学生チーム(計11チーム)が「接着タンパク質含有エキス」を使用した新商品の開発およびビジネスプランの作成を行いました。

 

平成26年11月30日(日)にグランフロント大阪北館ナレッジキャピタル2階のアクティブスタジオにおいて、中間発表会としての「ワークショップ」を開催し、学生が考案したレシピを基に連携企業が製造した試食品を、食品関連の企業関係者や一般消費者の方々に試食していただき、その際の対話を基にアイデアをブラッシュアップしました。

 

平成26年11月30日(日)、グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル2階のアクティブスタジオの様子

 

平成26年12月17日(水)にグランフロント大阪のナレッジシアターで、食の革新ワークショップ「こんなアイデア、どうですか?~食と技術とIdea~」を開催し、商学部の3ゼミの学生11チーム(計50名)がスイーツ、パン、カレー、そば、和菓子、健康食、非常食、介護食など、中間発表会の結果を受けてブラッシュアップした、新食品の開発とそれらをベースとして様々な社会課題を解決するビジネスプランの最終成果を発表し、併せて開発した商品の試食会も行ないました。

 

平成26年12月17日(水)にグランフロント大阪のナレッジシアター「文理融合プロジェクト」食の革新ワークショップ「こんなアイデア、どうですか?~食と技術とIdea~」の様子      ぬくもりぱん(川上ゼミCチーム)

 

「おいも ぬくもりパン」は、商学部の学生、奥田悠太さん、川口愛恵さん、野浪詩織さん、湯澤直己さんのチーム(2013年度入学・川上ゼミ)がここで発表した商品開発のアイデアを基に、地元大阪の老舗食品会社・白ハト食品工業株式会社が商品化したものです。

「おいも ぬくもりパン」は通常の芋パンとは異なり、この「接着タンパク質含有エキス」を使用することにより、食品の粘性・付着性を調節した"芋パン"です。

飲みこむ力が弱くなった高齢者の方にも美味しいパンを食べていただきたいという思いから商品開発されました。

また、だしの塩分のみを使用しているため、通常のパンに比べて約6分の1も減塩された、喉どおりの良い柔らかな仕上がりが特長に挙げられ、介護食・ベビーフードとして高齢者から幼児まで幅広く、美味しく、楽しんでもらえる一品となっています。

 

「おいも ぬくもりパン」の記者説明会の様子

 

説明会で、事業アイデアを創出した商学部学生チームの一人である湯澤直己さんは「"ぬくもり"というネーミングは、家族で楽しく食べてもらいたいという願いを表現したもの。一人でも多くの方に、食べてもらいたい」と新商品への想いを語りました。

 

「おいも ぬくもりパン」の記者説明会の様子

<写真中央が河原秀久教授、その向かって右隣で「おいも ぬくもりパン」を持っている人が商学部生の湯澤直己さん>

 

「おいも ぬくもりパン」は、白ハト食品工業株式会社が運営する「らぽっぽベーカリー」にて、5月11日(月)から全国3店舗(イオン大日店、太子橋今市店、四谷店)において、1個173円で発売が開始されています。

 

写真提供:関西大学広報課

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