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先輩からのメッセージ

アメリカ ユタ大学

授業がある日の典型的な日程

 僕の場合は朝6時頃に起床して、8時過ぎに学校に着くという感じです。授業は8時20分に開始です。しかしアメリカなので20分ぴったりに始まるとは限りません。大抵は5分遅れぐらいでゆっくりと始まることが多いです。授業は1時間ずつあり、間に10分ずつの休憩を挟みます。お昼休み(3限と4限の間)だけ、30分くらいあります。各自家から持ってきたものをレンジで温めたり、カフェテリアの湯沸かし器を使って調理したりしています。勿論普通にカフェテリアで買って食べている人も沢山います。授業が終わるのは13時40分です。そこからは皆学舎に残って勉強したり、家に帰ったり、友達と遊びに行ったり、様々です。

授業の様子

 授業は、ユタ大学にあるELI (English Language Institute)という施設で行われます。授業は4時限まであり、スピーキング&リスニング、リーディング、ライティング、グラマーの4分野を一日に学びます(各分野ごとに中間テストと期末テストがあります)。3月から12月までを4セメスター(学期)に分け、各学期の成績が基準値を超えていれば、ひとつ上のレベルのクラスに進級できるシステムになっています。渡航前にプレースメントテストというものを受けて最初のセメスターに受けるクラスのレベルが決まるのですが(レベル1から8まであるらしいです)、僕らの代はレベル6からスタートする人達が最高でした。授業の雰囲気は大学のものと比べてよりカジュアルで、先生や生徒同士でのコミュニケーションが多いと感じました。僕のクラスでは自分から動かなくても発言する機会を貰えることが多くあったので、例え遠慮しがちな性格の人でも英語を全く喋らない日はなかったと思います。分野ごとの授業内容の詳細をお話します。リスニング&スピーキングは、レベル毎に内容が異なりますが、基本的にスピーチをすることが多いです。学期の始まりから終わりにかけて徐々に行うスピーチの難易度が上がっていきますが、先生は基本的に優しく、成績は簡単に落ちることはないと思います。リーディングは関西大学の授業と似ていて、とにかく読解力と、その文章に於いて用いる単語の理解を問われます。僕の受けていたクラスでは、ディスカッションやスピードリーディングをしたりもしていました。ライティングは学期ごとに2つか3つずつお題が課されエッセイを書きます。関西大学の授業よりも出される課題数は少ないです。グラマーは割と基礎的な部分を学ぶことが多いです。高校、大学の少し深めの復習だと思いました。

学習環境としての街の様子

1. 日本人は比較的多いですが、現地の人や他国の留学生とも十分交流する機会があります。ELI (English Language Institute)の約半分が関西大学の学生や他の個人・集団留学をしている日本人が占めているのではと感じています。しかし、授業内やレクリエーションなどで日本人以外の人と接触する機会が多々あるので、英語を実践的に使い、練習することが出来ると思います。
2. 交通の便が悪く不便です。僕の場合は家から2時間近くバス-電車-バスという経路での登校だったのですが、バスは遅れたり早く来たり、そもそも来なかったりすることもあり、来なかった場合は数10分待たないと行けないこともよくありました。事前に登校経路を複数調べておく必要があると感じました。移動で体力をとても使います。近隣地域でのバス、電車は全て無料です(Uカードという、提示するだけで交通機関を無料で使えるカードを発行してもらえます)。
3. 毎週末に沢山イベントを計画してくれます。ELI (English Language Institute) は、毎週末にレクリエーション(有料のものと無料のものがあります)と、ほぼ毎週水曜日にコンバセーションクラブ(授業後直ぐにELIの校舎内で行われます)を行ってくれます。レクリエーションには幅があり、遊園地やハイキング、ポットラックやパーティなど多種多様で楽しいです。カンバセーションクラブでは、英語オンリーで、数人のグループでディベートや授業を行います(日本人だけなことが多いです)。もしも人脈を広げたいならこういったイベントに参加することが最短経路だと思います。

   
   

当地で学び始めて感じた、驚き・感動など

 まず驚いたことは、学校で学んだ英語って本当に現地で伝わるんだという事です。留学前は、これまで机の上で学んできた英語が実際の会話で上手く働いてくれるのかすごく不安でした。しかしいざ話してみると、発音さえ気をつけていれば、驚く程に伝わります。文法がぐちゃぐちゃでも継ぎ接ぎの文章でも、伝えようという意思がありさえすれば、現地の人は熱心に聞いてくれる人が多く大抵、要旨は伝わります。又、現地で日本語教室のボランティアに行ったり、街中で出会った人に話しかけられたりすることで気づいたことなのですが、日本という国は基本的にいい印象を持たれていますし、アニメや漫画だったり、サムライだったり、ポップな日本のカルチャーが浸透していて、会話のネタになることが多いです。良いことも沢山ありますが、アメリカは日本よりもより身近に、すぐ触れられるぐらいの距離感に世の中の暗い部分が感じられます。危ない目に会わないように、日本に居た時よりも気を張るようにしています。