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概要 Outline

「国際的精神の涵養」 と「外国語学習の必要」という関西大学の教育理念を明確化する目的から、「外国語」を切り口に時代と社会に向き合い、国際社会のフロントランナーとなりうる人材の育成をめざして、2009年4月、外国語学部は関西大学11番目の学部としてスタートしました。

外国語学部では、入学時に主専攻言語として、「英語」または「中国語」のいずれかひとつを選択し、少人数クラスのもと言語運用能力の徹底的な伸長をはかります。加えて、プラスワン外国語・副専攻言語の卓越した運用能力を育成します。

2年次にスタディ・アブロード・プログラムとして、すべての学生が主専攻言語に基づき海外の提携大学へ約1年間の留学を行い、言語や専門知識の習得だけでなく、寮生活やホームステイを通じて、その国の文化や歴史、考え方や生活習慣を体験します。なお、留学時の取得単位は卒業単位に算入されるため、4年間で卒業が可能です。

3年次・4年次では、「言語コミュニケーション教育」 「言語分析」 「地域言語文化」 「異文化コミュニケーション」「通訳翻訳」という5つの履修プログラムを通して、専門知識と2年次の異文化での直接体験を活用できるような「外国語のプロフェッショナル」を目指します。また、総合大学の利点を生かし、国際関係論や国際協力論、観光政策論のような幅広い社会科学系の科目の履修が可能です。そして、それら(支援科目群)を卒業単位に算入することも可能です。

目的

外国語学部では、高度な外国語コミュニケーション能力を備え、世界を視野に入れて活躍できる「外国語のプロフェッショナル」の育成を、その目標として掲げています。この目標の実現のため、本学部では、主専攻言語を英語あるいは中国語に定め、その高度な運用能力を身につけることはもちろんのこと、プラスワン外国語として、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、朝鮮語のいずれかの習得にも力を注ぎます。また、「言語コミュニケーション教育」 「言語分析」 「地域言語文化」 「異文化コミュニケーション」「通訳翻訳」という5つの履修プログラムを通して、それぞれの言語が話される文化圏や異文化接触・交渉に関しても深い洞察力を養うこと、そして言葉の仕組みや習得の仕組み、通訳翻訳の理論や方法に対しても、高い見識と理解を持つこと、を目指しています。これらに加えて、国際交渉能力やコンピュータ・リテラシについても知識・技能を高められるよう、カリキュラムに配慮がなされています。

なお、教職課程において所定の単位を修得することにより、中学校・高等学校教諭一種免許状(英語・中国語)を取得することができ、修得単位の一部は、本学部の卒業所要単位にも含まれます。また、2013年度からの新カリキュラムでは、「日本語教師養成講座」も開設し、英語、中国語の教員に加えて、(外国語としての)日本語の教員の養成も目指します。

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入学者受入れ/教育課程編成・実施/学位授与の方針/求める教員像

スタッフ

国内外の第一線で活躍する教育・研究経験の豊富な優れた教授陣が揃っており、専攻分野は、英語教育学、英語学、英米文学、英語授業実践学、児童文学、哲学・意味論、認知言語学、日英対照言語学、通訳翻訳論、音声学、教育工学、異文化間コミュニケーション学、言語情報科学、コーパス言語学、社会言語学、中国語学、朝鮮語学、ドイツ文学、ドイツ文化論、スペイン・ラテンアメリカ文学、フランス語学、スペイン文学、ロシア語文学、日本語学、日本語教育学、日本文化論、国際協力論、物語論、と多彩です。

主専攻言語とプラスワン外国語

主専攻言語としては、英語あるいは中国語を選択します。これに加えて、プラスワン外国語としてドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、朝鮮語も学んでいきます。

スタディ・アブロード・プログラム

外国語学部では、「外国語」を切り口に時代と社会に向き合い、国際社会のフロントランナーとなりうる人材育成を目的とする学部教育の一環として、スタディ・アブロードを必修としています。外国語学部の学生は2年次に、提携大学(7カ国1地域13大学)に約1年間留学します。各研修先の大学では、外国語学部の教育目標と専門性に合致した科目を履修します。外国語のスキルを強化するクラスから学部の正規科目まで、各自のレベルに応じた授業を受けることができます。現地学生や他国からの留学生と異文化交流をしながら、異文化対応能力と問題解決能力を養うことも留学の目的です。なお、留学時の単位は卒業単位に算入されるため4年間で卒業が可能です。

教職課程

所定の単位を修得することにより、中学校・高等学校教諭一種免許状(英語・中国語)を取得することができ、修得単位は本学部の卒業所要単位にも含まれます。なお、日本語教師を志望する方のために、本学部のカリキュラムには、「日本語教師養成講座」も開講されています。

予想される卒業後の進路

学部での少人数教育や留学により高度な言語運用能力と国際コミュニケーション力を習得することで、教育、ビジネス、国際機関、公務員、通訳翻訳などの分野で広く活躍できる人材を育成します。

学びのポイント

1. 少人数制のもとで集中的な言語トレーニングを実施

2. Study Abroadプログラムによる海外提携大学での1年間の留学

3. 英語・中国語によるイマージョン(外国語による授業)も実施

4. 国内外の学校・企業・団体でのインターンシップ・プログラムの充実

1年間の海外留学プログラムを含む、実践的なカリキュラム。