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学部長からのメッセージ

「外国語のプロフェッショナル」をめざす

外国語学部は、関西大学の学是である「学の実化」に謳われている「国際的精神の涵養」と「外国語学習の必要」という教育理念の具現化に向けて、2009年に誕生しました。「1年間の海外留学(必修)を含めて4年間で学士号を取得できる学部」の先駈けとして、それ以来、国際協力、ビジネス、行政、教育、通訳・翻訳など多彩な分野で社会に貢献し、異文化間の橋渡しができる「外国語のプロフェッショナル」たちを毎年輩出し続けています。外国語を不自由なく用いながら、それぞれのフィールドで高度な職業人として人生を歩みたいと願う学生たちが、その目標に向けて充実した学生生活を送っています。


カリキュラム(何を学ぶのか)

外国語学部では、主専攻言語として英語または中国語(留学生のみ日本語)を、さらに「プラスワン外国語」としてもう1言語(ドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語、朝鮮語、英語)を選択し、その高い運用能力を到達目標とします。2年次には「スタディ・アブロード・プログラム」で、ヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアの提携大学へ1年間留学します。留学生活を通して、外国語運用能力や異文化適応能力の向上を図りつつ、留学先の正規学部授業を履修して専門教育の基礎を固めます。また「クロス留学(英語に加えてさらにもう一つの外国語習得をめざす留学)」や「ダブル・ディグリー・プログラム(北京外国語大学と本学の2大学の学位取得)」など多様な留学プログラムを備えているのも本学部の特徴です。3~4年次には、「5つの専門プログラム」の履修を通して、専門分野の研究を進め卒業研究を完成させます。また、「教職課程(中高外国語科)」「日本語教師養成講座」等の資格取得や、総合大学の強みを生かした社会科学系(国際関係・政策・経済など)の他学部開講科目の履修も可能です。


双方向授業を通した複眼的思考力(どう学ぶのか)

「外国語のプロフェッショナル」になるためには、外国語の運用能力だけではなく、1つの視点だけにとらわれない複眼的思考力を身に付けることが極めて大切です。そのため本学部の授業は、学生が主体的に参加する双方向のものがほとんどです。密度の濃いコミュニケーションを通して培われる複眼的思考力は、彼我の差を知る力となり、多文化社会の中で主体的に生きるための大切な資質となります。このような学びを得られる外国語学部での4年間は、必ずや皆さんの人生の財産になることでしょう。


外国語学部学部長・教授
今井 裕之