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先輩からのメッセージ

フランス リールカトリック大学

授業の様子

 4月末に大学のあるリールの街に到着し、それから5月が終わるまで、関大生専用プログラムを受講しました。午前はフランス語をフランス語で学び、午後はフランスの地理・歴史・文化を英語で学ぶというものです。
 6月になると共通コースであるESP1(European Summer Program 1)に参加、各国からの留学生と一緒の学習・活動が始まりました。クラスは15人前後の編成です。午前中は事前に受けたテストに基づいて7つのレベルに分けられたフランス語の授業を受けます。午後は各々の希望に沿った科目が英語で受講できます。文学、経済、コミュニケーション、美術などです。
 7月はESP2に参加する予定です。ESP1ではクラスの8割以上がアメリカ人でしたが、ESP2では世界各国から留学生を迎えると聞いています。
 正規授業は秋学期9月から開始されます。フランス語CEFRのB2レベルに達していれば学部授業を受講でき、そうでない場合は留学生用のフランス語の授業を引き続き受講する形になります。

学習環境としての大学の様子

 リールカトリック大学は、フランスで2番目に美しい大学と言われています。
 些細なトラブルはあっても基本的に不自由はなく、充実した設備の下で学習しています。寮から大学までは徒歩で3分程度のため、通学の負担がまったくありません。カフェテリアの種類が豊富で、お腹の空き具合や食べたい料理に合わせて好きなところを選ぶことができます。

授業がある日の典型的な日程

 フランスの時間割制度では、1科目の授業が3時間と決まっています。そのため、午前は9時から12時まで、午後は13時から16時まで授業が続きます。ただし、休憩が折り返し地点に設けられています。
 放課後は、ESPの期間のみ留学生用の交流イベントが随時開催されます。ムービーナイト、パーティー、陶芸体験などといったものです。時折、近くの公園で友達と寝そべりながら話したり、バスで15分の所にあるモールに行ったりします。しかし、たいていは疲れてしまっているので、直帰して仮眠を取り、復習や課題をすることの方が多いです。

   

当地で学び始めて感じた、感動・驚きなど

 リールカトリック大学での「1年間」の留学期間は、実質的には12月までと短いため、焦燥感に駆られています。正直なことを言えば、留学開始から2ヶ月が経過した今も成長を実感できずにいます。こちらに来る前に1年かけてフランス語の基礎を学んではきましたが、特にリスニングと語彙は、授業とは別に自主的な学習をするべきであったと痛感しています。また、フランスへのクロス留学は私達が一期生であるため、公の情報は事前に受け取れるものの、先輩たちの体験談を聞くような機会はなく、現地で伝えられる事に随時対応していく他ありません。ESPでせっかく仲良くなれた留学生は1ヶ月後に帰国してしまうのが寂しく、現地の学部生は9月にならないと在学しないため、友達を作るのに苦労しているのも事実です。
 それでも、リールに住んでいる方々は非常に優しく、外に出ると温かい気持ちになれます。