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先輩からのメッセージ

中国 北京外国語大学

授業の様子

 到着の数日後に行われたクラス分けテストで、関西大学の学生は4つのレベルのクラスに割り振られました。私が配属されたクラスの人数は18人ほどで、韓国やパキスタン出身の学生が特に多いようです。必修科目には、読解やリスニングなど基本的な技能を向上させる授業があります。先生は優しく、わかりやすく説明してくれます。また、予習や復習の時にわからないところがあれば、WeChatというアプリを使って質問することができます。
 選修課目では、中国の文化や日常生活でよく使う言葉を学ぶ授業が受けられます。私が最も関心を持ったのは習慣用語という授業で、教科書の新出単語や関連する言葉を先生が詳しく解説してくれました。北京で若者がよく使っている言葉を特にたくさん学べました。

学習環境としての大学の様子

 北京外国語大学の図書館は6階建てになっており、毎日朝早くから自習する学生がたくさん通ってきます。館内はとても静かで、集中して勉学に取り組めます。
 寮は一人部屋なので、そちらでも自習に集中できます。また、毎週木曜日の昼に「汉语角(中国語コーナー)」という中国人の学生と留学生が集まり交流する活動があります。そこに参加することで、自分の中国語の実力を試すだけでなく、中国人の友人も作ることができました。さらに、大学では留学生ボランティアを募っており、そこでも大勢の人が集まる活動に参加できます。各国の留学生と知り合うことができ、有意義な時間を過ごせました。

授業がある日の典型的な日程

 必修課目は8時から14時50分の間に行われます。15時10分から19時10分にかけては、選修課目の授業が行われます。1コマ50分で、1日に最大8コマの授業が受けられます。私の場合には毎日授業が入っており、月曜日と金曜日は1限から、火曜日と水曜日は3限から、木曜日は午後から授業がありました。午前の授業の後、食堂で昼食を済ませてから午後の選修課目の準備をします。1日の授業が終わるとまた食堂に行き、夕食をとります。その後、部屋で復習や次の日の授業の準備をしました。

学習環境としての街の様子

 中国では、日本語はもちろん、英語も使う機会がほとんどありません。中国語を使わざるを得ない環境なので、中国語の能力、特に会話力やリスニング力が鍛えられます。街に出ると、授業では学べないたくさんの中国語に出合えます。一番印象に残っているのは、化粧品を買いに出かけた時のことです。はじめは店員さんの話す言葉がどれも知らない単語ばかりで驚きましたが、わからないところを聞き返すと親切にもう一度説明してくれて、理解することができました。また、中国語を使って会話することで、街の人には外国人なのにそんなに話せるなんてすごいと褒めてもらえ、モチベーションを高めることができます。大変なこともありますが、新しい発見もあり、自分の学習成果を知ることのできる留学は、とても良い経験だと感じました。