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先輩からのメッセージ

韓国   韓国外国語大学

授業の様子

 2月末に韓国外国語大学付属の韓国語文化教育院〈語学堂〉のレベル分けテストを受け、3月からその結果に応じた級で朝鮮語の授業を受けています。
 語学堂は4学期体制で、学期ごとに中間テストと期末テスト、またスピーキングテストを受けて、すべてに合格すれば1つ上の級に上がることができます。
 1級から始めた私は、5月に春学期修了式を迎え、6月から2級で夏学期の授業を受けています。語学堂の先生方は専用の教科書や音声ファイル、プリントなどを使って単語や文法をとても丁寧にわかりやすく教えてくださるので、文章読解・筆記・聞き取り・対話の四技能をバランスよく身に付けることができます。
 春学期は、平日9時から13時の語学堂の朝鮮語の授業の他に、週二回大学で英語の授業を受講。秋学期からは、語学堂に代わり夜間の英語の授業が始まり、大学での授業が増えます。朝鮮語と英語の勉強の両立は大変ですが、勉強熱心で、帰国子女なども多く集まる韓国外国語大学の学生たちと学ぶのはとても刺激的です。

   

学習環境としての街の様子

 学校から地下鉄の外大前駅へと続く大通りにはファストフード店や多くの韓国料理店が立ち並び、どのお店も安くて美味しくて量が多いのが魅力で学生たちに人気です。また、カラオケやボードゲーム、韓国ならではのパソコンルームなどの娯楽施設も充実していて、勉強の息抜きをすることができます。
 学校の正門付近だけでなく裏門付近にもカフェがたくさんあります。試験期間になると多くの学生がカフェに行って勉強します。日本でも今人気のソルビン(韓国式のかき氷)のお店もあり、夏の暑い日はソルビンを食べながら勉強したり友達と談笑したりする学生が多いです。

授業がある日の典型的な日程

 私たちの寄宿舎は学校の敷地内にあり、教室まで10分ほどで到着します。語学堂の授業を受けた後は、友達やクラスメイトと学校の食堂で昼食をとることが多いです。日替わりメニュー三食に加えて、韓国の家庭料理であるキンパやトッポギなどもあり、一食約250円以下という安さにもかかわらず量も多くて美味しいです。午後に大学の授業がない日は、クラスメイトや韓国人の友達とカフェに行って勉強したり、日本人の友達とカラオケやショッピングに行ったりして過ごしています。寄宿舎にはキッチンが付いていないので、夜は学校付近の食堂で韓国料理を食べることが多いです。

   

当地で学び始めて感じた、驚き・感動

 語学堂で朝鮮語を学び始めて3ヶ月が経ちましたが、日本で学んでいた頃よりもはるかに早いスピードで自分が朝鮮語を吸収していて、日常会話などにも徐々に順応していると感じています。それは、当然ながら現地で実際に朝鮮語に触れて、実践する機会が多いという理由もありますが、語学堂で教えてくださる先生方の丁寧さや、他の国から来たクラスメイトたちと協力しながら勉強できているこの環境のおかげだと感じています。また、クラスメイトが多国籍ということもあり、英語でコミュニケーションをとりながら朝鮮語を教え合う機会や、韓国人の学生が朝鮮語で英語を教えてくださる機会があって、朝鮮語だけでなく英語も学べる環境が整っています。また、外国語大学というだけあってさまざまな国籍の人が集まっていて、多種多様な文化の違いを経験することもできます。10ヶ月という限られた時間の中、語学の勉強だけでなく、ここでしか経験できない文化や新たな発見をして自分自身の成長の糧にしていきたいと考えています。