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先輩からのメッセージ バックナンバー

オーストラリア クイーンズランド大学

自分の学習状況

 私たちが参加しているクイーンズランド大学の留学プログラムでは、最初の約4ヶ月間、クイーンズランド大学(UQ)附属の語学学校ICTE-UQ(Institute of Continuing & TESOL Education)で英語を学びます。関西大学生は全員、この期間中にIELTSを受験します。そこでスコア6.5を取得することが、以後、大学の学部授業を履修できるかどうかを決める条件となっています。この原稿を書いている時点で、その結果が出るのを待っていますが、私たちがオーストラリアに来てからの3ヶ月は、もっぱらこのIELTSの勉強に励んできたと言っても過言ではありません。
 このIELTSの勉強、さらにホストファミリーとの会話や語学学校での授業を通して、リスニング力やスピーキング力が着実に伸びてきたことを実感しています。しかしながら、積極性や英語力への自信など自分に足りないと感じることもまだまだたくさんあるので、残された時間を気を緩める事なく有意義に過ごしたいと思います。

授業の様子

 私たちが現在英語を学んでいるICTE-UQは、1日2コマ制で、月曜日から金曜日までの週5日授業が行われます。1時限目は朝8時15分から10時15分の2時間、2時限目は10時45分から12時45分までとなっています。授業の間にある30分の休憩時間には、教室に残ってクラスメイトと会話を楽しむことはもちろん軽食を買いに行くこともできます。どのクラスも多様な国籍の留学生で構成されているため、様々な国の出身の友達を作ることができ、それぞれの文化について学べます。お互いを刺激し合うことで、さらなる語学力向上にも繋がります。
 授業は複数のコースから選べ、自分の興味やレベルに合ったものが受けられます。どの授業でもリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能全てがカバーされているので、満遍なく英語の力を伸ばすことができます。また、グループディスカッションやプレゼンテーションなどを含む参加型の授業を通して、実用的な英語を学ぶことが可能です。

学習環境としての大学の様子

 東京ドーム約24個分の敷地からなる大学のキャンパスはとても広く、学生生活を送る上で必要な設備が整っています。特に14ヶ所に散在する図書館には、多数のコンピューターや自習スペースがあり、24時間いつでも利用することができて大変便利です。その他にも、ジムやコートなど充実したスポーツ施設や、様々な種類の飲食店が並ぶフードコート、病院や郵便局などといった数多くの施設があります。また、ICTE-UQの建物には一面にたくさんの窓が設けられており、緑に囲まれたすばらしい景色を眺めながら授業が受けられます。私たちの語学学校はとても開放的で恵まれた学習環境にあると言えます。

授業がある日の典型的な日程

 毎朝8時15分から授業が始まるので、平日は比較的早く起きる必要があります。大学までの交通手段は主にバスや電車で、所要時間はホームステイ先によりますが平均的に30分から1時間程度です。そのため、6時台に起床する生徒がほとんどです。12時45分に授業が終わると、フードコートなどでまず昼食をとります。オーストラリアは日本に比べ物価が高いので、節約のためにランチはサンドイッチなどを作って持参する人が多いです。
 昼食の後は各々自由に時間を使います。図書館で勉強する人もいれば、シティへのアクセスもいいので買い物に行く人もいます。ICTE-UQでは、毎日多種多様なアクティビティが用意されているので、それらに参加するのも有意義な午後の過ごし方の1つです。アクティビティの中にはコーラスやクッキング、カンバセーションクラブやスポーツなどがあります。また、大学自体にも数え切れないほどのサークルや部活があるので、それらに参加して現地の学生と交流を深めるのもおすすめです。

驚いたこと、感動

 オーストラリアで学び始めてまず驚いたことは、日本との生活習慣の違いです。オーストラリアは朝型の人が多く、その例として語学学校も日本の大学より早い8時15分から始まります。私は平日7時半頃家を出ますが、もうホストファミリー全員が家を出た後です。そしてこの生活習慣の違いで困るべき事が、お店の営業時間です。休日であれば夕方5時にはスーパーを含めたほとんどのお店が閉まってしまうので注意が必要だと感じました。反対に、私が感動したオーストラリアの文化は人々のフレンドリーさです。バスの運転手との会話から始まる毎朝なんて日本にいるときは考えたこともありませんでした。店員さんや近所の人、見ず知らずの人からも友達かのように今日はどんな1日だったか問いかけられるのは、最初はとても新鮮で不思議でしたが、今では大変すてきな文化だと心から感じます。