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先輩からのメッセージ バックナンバー

アメリカ  チャタム大学

学習環境としての大学の様子

 チャタム大学はとても小さな規模の大学で、語学学校も大学キャンパスにあります。キャンパスを歩いていても、食堂にいてもジムにいても、どこにいてもローカルの学生とすれ違います。他の大きな大学に比べ、現地の友達が作りやすいのではないかと思います。小さな大学ですが、図書館は整備されていて大きいです。午前0時まで空いている日も多く、勉強がしやすい環境となっています。テスト前になるとたくさんの学生が勉強していて、自分のモチベーションアップにも繋がります。また、図書館では映画のDVDを借りることも出来るので、自分の部屋にいる時も映画を見て、語学だけでなく文化を学ぶことも出来ます。気さくな学生が多く、授業の一環で現地の学生にインタビューをしに行った時も、どの学生も明るく答えてくれました。私が部屋でテスト勉強をしていた時、ルームメイトが「わからないことがあったら教えてあげるから何でも言ってね!」と声をかけてくれました。どこにいても現地の学生と話せるこの環境は、英語を学ぶのに素晴らしい点だと思います。

学習環境としての街の様子

 授業中、先生が「ピッツバーグは何にもない。だけど大学を選ぶには一番の場所だ」とおっしゃっていました。その通り、確かに大阪に比べると何もありません。ショッピングセンターはいくつかありますが、夜に遊び歩いたりするような場所は近くにはありません。ピッツバーグにはたくさんの大きな大学があります。なので、学生の多い街、学生の為の街、という感じがします。近くのショッピングセンターに一人で行った時、おばあさんに声をかけられたことがあります。いくつか言葉を交わした後、「ピッツバーグには何もないけど、勉強するにはとても良い場所だよ。頑張ってね」と言ってくださいました。アジア人も多い地域なので私達学生にもとても優しく接してくださる方が多いです。何もないけれど、こんな風に温かいピッツバーグが私は大好きです。

授業がある日の典型的な日程

 チャタム大学のプログラムは、春学期、夏学期、そして秋学期に分かれています。語学学校にいる間は、9時に1限がスタートします。1つの授業はだいたい2時間半で、途中で15分の休憩を挟みます。1日に2つの授業を受け、寮に戻るのはだいたい午後3時くらいです。寮に帰ってからその日のうちに宿題をしてジムに行ったり、carriage houseというところに行って友達と一緒にwiiをしたりすることもあります。学校が終わる時間が早いので、毎日自分の為に使える時間は日本より多く、とても充実した毎日を送っています。秋学期からは学部授業に参加する人も多いので忙しくなると思いますが、とる授業により始まる時間や終わる時間もバラバラなので人それぞれです。

当地で学び始めて感じた、驚き・感動など

 よく日本の教育は「インプットのみ」と言われます。先生が話していることをノートに取り、たまに発言をする。確かにそうです。日本にいる時は、なかなか英語を自ら話す機会がありませんでした。ここへ来るとそれが180度変わりました。日本以外からの留学生はわからないことがあれば、すぐに先生に聞きます。答えがわかる時も、すぐに答えます。みんな、自由に話すのです。最初、それにとても驚きました。春学期は他の留学生もいたのですが、夏になるとクラスメイトが全員日本人になりました。それから授業がとても静かになりました。アメリカ人の先生は、日本人が授業中に話さないことが理解出来ないようです。夏学期が始まってすぐの頃は私達も「そんなこと言われても、そんなんしたことないもん・・・」ととても消極的でなかなか発言をすることが出来ませんでした。ですが、今はみんな自分から積極的に発表したり、質問したり出来るようになりました。教育方法も国によって全然違う、と自ら感じることが出来たおかげで、そこから学ぶことが出来ました。日本人しかいない中で英語を学ぶことはとても難しいですが、それでも日々みんなで話し合って努力しています。