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先輩からのメッセージ バックナンバー

台湾 国立成功大学

授業の様子

 英語の授業では、台湾人学生と一緒に授業を受けます。レベルがとても高く、ディスカッションやプレゼンテーションをする機会が日本と比べ非常に多いために、自ら発言する積極性を求められます。授業では、クラスメイトの前で現在の社会問題についてプレゼンテーションを行います。ペアを組み、いま知っている単語を使って発表された社会問題についてディスカッションします。専門用語も学びます。
 中国語のクラスでは週に二回単語のテストがあり、常に予習・復習をする姿勢が求められます。また授業のテーマに沿って、習った中国語を使いながらディスカッションを繰り返します。多様な国の学生が在籍しており、中国語を通して様々な考え方や新しい価値観を得られます。

学習環境としての大学の様子

 成功大学は、英語と中国語を同時に学ぶのに非常に適した場所です。ほとんどの学生が英語を話すので、中国語があまり話せなくても、英語をツールとしてコミュニケーションを取ることができます。英語のクラスでは、皆が協力的に英語を話す環境を作ってくれます。先生の配慮のおかげで、ディスカッションの際には、日本人だけでなく台湾人のクラスメイト達と話す機会にも恵まれています。
 また中国語のクラスも少人数制で行われます。先生に質問する時間や発言する機会も多く、中国語の上達にはとても適した環境だと感じました。私たちが中国語を学んでいる華語中心と呼ばれる語学学校では、授業以外にも月に一回程、様々なアクティビティが催されます。中国語の歌のコンテストや、先生とクラスメイトと一緒に台湾の伝統料理、「火鍋」を食べに行くなどの行事などがありました。このように授業外でも沢山の人と関わる機会が多くあり、言語の勉強だけでなく、新しい価値観を培うのにも適した大学だと感じています。

授業がある日の典型的な日程

 台湾では始業が日本よりも早く、一番早い中国語のクラスは8時から始まります。一コマ二時間で、毎日の基本の中国語が終わった後は、英語のクラスや選択制の中国語のクラスがあります。また週に2回、夕方6時から8時までのイブニングクラスもあります。中国語のクラスでも英語のクラスでもほぼ毎日宿題が出ますが、授業の空き時間を利用すれば、関西大学生や、同じ寮に住んでいる他の国からの留学生達とも教えあって、課題を十分にこなせます。

当地で学び始めて感じた、驚き・感動など

 台湾で学び始めて驚いたことは、多くの台湾人、また同じ寮に住んでいる外国人の方々が日本にとても興味を持っていることです。みんなが集まる寮のロビーで日本語を話していたら、「日本のどこから来ましたか?」などと、たびたび話しかけられます。その際、もっと日本の伝統的な文化や歴史について知識があればと後悔もしますが、それでも、有名な日本の漫画や歌手などの話題で盛り上がって仲良くなることができ、新しい出会いに感動する毎日です。そのようにしてできた友達と休日を使って小旅行に出かけたり、食事をしたりすることもあります。日本ではあまり体験することのできない、国際的な交流によって新しいものの考え方や価値観を得られるのはすばらしいことです。