1. トップ
  2. Study Abroad プログラム
  3. 先輩からのメッセージ - フィリピン 国立ブラカン大学

先輩からのメッセージバックナンバー

フィリピン  国立ブラカン大学

授業がある日の典型的な日程

 平日は8時から12時に2つの授業があり、1時間の昼休みのあと13時から17時まで更に別の授業が2つ、1日に合計4つの授業を関大生のみで受けます。私は朝7時には起き、自室でシャワーと朝食を済ませ教室へ向かいます。自室から教室までは徒歩約10秒程で到着するため、朝は余裕を持って支度を済ませられます。昼休みには寮のすぐ隣の食堂で昼食を取ることもあれば、大学外のレストランへ行くこともあります。食堂では1食45ペソぐらいです。17時には全ての授業が終わるので、その後はスーパーへ買い物に出かけたり、宿題をしたりします。夜には広い大学構内を自由に使えるので、友人とペニーボードに乗ったりサッカーをして体を動かしています。ひとしきり汗をかいたあとは自室でシャワーを浴び、遅くとも24:00時には就寝します。土曜日にはCommunity Immersionという授業だけがあり、私達は朝の7時から20分程かけてキリスト教の教会へ行き、昼まで敷地内の清掃をします。

授業の様子

 1コマ2時間授業という長さがブラカン大学ESLの特徴で、慣れるまで少し疲れるかもしれません。教室内には私達関大生たったの2人と教師しか居ないので、授業中1回も当たらないなんてことは到底ありえず、どの授業でも必ず発言を求められます。授業科目はListening、Oral Communication、Tutorial、Community Immersion等があり、どの授業も決して難し過ぎるということはなく気軽に質問も出来る雰囲気なので、心配する必要はありません。個人的には現地の学生と1対1で授業を進めるTutorialがお気に入りの科目です。チューターが私達と同じ大学生なので、年上の教師には少し聞きにくい質問や相談が気兼ねなく出来ます。
 授業の内容はチューターと私の2人で決めるので、例えば私がタガログ語を学びたいと希望すれば、ネイティブからタガログ語の授業を受けることさえ出来ます。

学習環境としての街の様子

 残念ながらブラカン州ないしフィリピンにはお世辞にも清潔とは言えない場所が多く、そこら中に多数のハエが飛んでおり、不衛生さには辟易することも多いです。屋外で食事をするのはお勧めしません。また一歩大学から出るとストリートチルドレンがお金を恵んで貰おうと寄ってきます。昼間は多数のガードマンが監視しているので危険な目に合うことは恐らくないでしょうが、夜は可能な限り出歩かないほうが良いでしょう。私は一度20時頃に大学周辺を散歩していたところをストリートチルドレンに囲まれ、持っていたバッグをひったくられそうになりました。日本とは違うという危機感がフィリピンでは必要不可欠です。

当地で学びはじめて感じた驚き・感動

 ベタですが、殆どのフィリピン人が母語ではない英語に堪能であることに驚きでした。彼らは拙い英語を話す私にもしっかりと耳を傾けてくれ、親切かつフレンドリーに接してくれます。また、フィリピン人はとても歌うのが大好きなようで、街を歩いているとすれ違う人が鼻歌を歌っているなんてざらで、スーパーやレストランでは従業員が歌いながら清掃をしています。確かにフィリピンは日本に比べると貧しい人が多い国かもしれませんが、日本よりもよっぽど街に笑顔が溢れている国だと断言出来ます。フィリピン人の底抜けの明るさを私達日本人は見習わないといけないなと強く思いました。