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先輩からのメッセージ

オーストラリア クイーンズランド大学

大学の様子

 私たちはクイーンズランド大学(UQ)に属するICTEという語学センターで勉強しています。IELTSで6.5を取ることができれば、7月下旬からUQの授業を受けることができます。ICTEにはいろんな国の学生がたくさんいて、日本人ばかり、関大生ばかり、という状況は起こりません。先生も学生もとてもフレンドリーですぐに仲良くなれ、やる気のある学生も多くて自分も頑張ろうと思えます。ICTEの良いところは、とにかく英語をフル活用できる環境であることだと思います。少人数で編成されたクラスでは、先生の話をずっと聞く受け身の授業ではなく、自分たちでディスカッションをするなど参加型の授業がほとんどで、話す機会がとても多いです。休み時間もクラスメイト(日本人を含む)と英語を話すのが自然だと思える環境なので、留学という限られた時間を無駄にすることなく、とても自分のためになると思います。

授業の様子

 ICTEにはいくつものクラスがあります。私たちはまず少なくとも5週間General Englishというクラスで学びます。General Englishで学ぶ内容は、語彙や基本文法で難しくはあまりしませんが、きちんと“使える”ようになることに焦点を当てているため、わかっていると思っていることでもきちんと理解しなおすのには欠かせないクラスです。午後にはoptionという選択授業があり、IELTSの授業も選択することができます。5週間後、クラスが変わり、現在(5月~)何人かはEAPというIELTSに特化したクラスを取っています。EAPの授業は問題を解きみんなで理解していくことよりも、Academicな内容を学ぶことに焦点があてられています。General Englishよりも問題を解く機会がぐんと増えますが、ディスカッションも必ずあり、おしゃべり好きな学生もたくさんいるので楽しく学べます。また、同じ目標を持っているクラスメートもいるのでモチベーションも上がります。

授業がある日の典型的な日程

 授業は午前に2コマ、午後に1コマあります。金曜日のみ授業は午前でおしまいです。1限目が終わると30分の休憩があり、カフェに行ったりクラスメイトと話したりします。2限目が終わるとランチタイムが1時間あり、私は毎日お弁当を温めにマイクロウェーブに行きますが、たまにとても混んでいて困ります。お昼の授業が終わった後も図書館で勉強したり、友達と話したり、買い物に行ったり、月に1回ICTE主催で開かれるクッキングクラスに参加したりすることもできます。毎日本当に楽しくて、時間がすぐに過ぎていきます。私たちはホームステイを義務付けられているので、家にいても英語、学校に行っても英語、出かけても遊んでも英語、という自分次第で1日中英語を使える素敵な環境で日々過ごさせてもらっています。

当地で学び始めて感じた、驚き・感動など

 ICTEの授業では、相手のことや意見について質問することが多々あるのですが、そこから思ったことが、多くのクラスメートが自分の意見をしっかり持っているということです。日本人の中には自分の意見がない、あっても自信がないから発言しないという人がいます。しかし、ここの学生の多くは自分が意見を持っていればそれを示しますし、ディスカッションになれば自分の意見を言います。「なんでそう思うのか」など話が発展していくと困ることもありますが、楽しく学ぶことができ、考えの深いクラスメートには圧倒されます。私は自分の意見を持っているつもりでしたが、彼らと比べるとまだまだ浅く、その理由は私がさまざまなことを“きちんと知らない”からだと気づきました。問題自体は知っていても、原因やその影響をきっちり理解していなかったのです。自分の意見で相手を納得させるのは難しいですが、納得してくれたときはうれしく、ここにきて自分が無知なことに気づくことができ、それからもっといろんな事柄について“きちんと知りたい”と思うようになりました。