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先輩からのメッセージ

中国 北京外国語大学

授業の様子

 授業は1クラス15人前後で行われています。私のクラスには、日本人、韓国人、ロシア人がいます。クラス内では中国語で交流しています。授業内容は主に教科書に沿って本文を読んだりリスニングをしたりしています。週に何回か単語のテストや宿題があるのでみんな必死に勉強しています。授業はすべて中国語でおこなわれますが、難しい単語などは簡単な中国語に置き換えて説明してくれるのでわかりやすいです。先生はとても優しく、質問すると私たちがわかるまで詳しく説明してくれます。授業の雰囲気はとてもよく、リラックスして受けられます。また、硬い授業だけではなく中国語でゲームをしたり、先生の誕生日などには授業を早く切り上げて先生をお祝いしたりしました。ここでの授業は個人の意見を発言させることに重きを置いていると感じました。普段の授業だけではなく討論会などを開くこともありました。私自身ここに来てそういった力がついてきたと思います。

学習環境としての街の様子

 私が生活している北京外国語大学の近くには、スーパー、銀行、飲食店と何でもそろっているのでとても便利です。中国人はおしゃべりが好きなので外に出るとよく話しかけられます。店に行って値段交渉したり、世間話をしたり、外に出るだけで中国語の力が伸びます。また、現地の人々は北京なまりがすごいので聞き取るのは非常に大変ですが、授業では学べないような表現や方言を学ぶことが出来るのでよい機会だと思います。こういったことは現地でしか学ぶことが出来ないので留学しているという実感がとても沸きます。

授業がある日の典型的な日程

 北京外国語大学の授業は朝の8時から始まります。50分の授業が2回で1コマです。授業と授業の間に10分の休憩があります。私の時間割では、朝の8時から12時まででその後は何もなかったり、10時から始まって6時に終わる日もあります。昼休みは12時から2時までの2時間あるのでよく昼寝をしたりします。基本的にいつも授業が終わったら、勉強したり、友達と遊んだり、寝たりしてすごしています。朝食、昼食、夕食は、学食がとても安いのでいつもそこを利用しています。共同のキッチンスペースもあるのでそこで自炊している人もいます。夜は次の日の授業が早いので早めに寝ています。休日の日は地下鉄に乗って町を探索したり中国人の友達と出かけたりしています。中国人との交流会などに参加して餃子を作ったりもしました。

当地で学び始めて感じた、驚き・感想など

 北京に来て最初のころは、日本では当たり前のものがないことに非常に驚きを感じました。店に行ったときに従業員の態度が悪かったり、きれいであるべきところがとても汚かったり、いやなところばかり見えましたが、勉強や生活を通してだんだんそういったものを悪いと思わなくなりました。逆によいところもだんだん見えてきました。町に出るとよく中国人に話しかけられます。どこか旅行に行くときに乗る電車内でも気さくに話しかけてくれます。私が日本人だとわかると、中国のいいところや面白いものを話してくれます。最初はいきなり話されて戸惑いましたが、慣れるとそういった会話をするのも楽しく感じます。今まで日本で生活していて気づかなかったこと、新たに発見できたことなどを留学に来て学ぶことができ、語学力だけではなく考え方の幅なども広くなったと思います。