1. トップ
  2. Study Abroad プログラム
  3. 先輩からのメッセージ - イギリス アストン大学

先輩からのメッセージ

イギリス アストン大学

授業の様子

 現在私はpre-sessional programmeで他国から院やビジネススクールを目指してアストン大学にきている留学生と一緒に主に英語表現や語彙、academic skillsなどを学んでいます。前段階の4週間のinduction programmeは日本人のみで授業が行われるのに対し、このプログラムは他国の留学生と一緒に授業を受けることになるのですが、プログラムは4段階に分けられており4週間ごとのクラス替えの都度留学生の割合も少しずつ増えていきます。授業内容や進度はそれほど難しくなく、日本人学生にとって一番困難となるのは授業中に発言できるかどうか、自分の意見をはっきりと他の学生に伝えられるか、などということになると思います。日本人は日本語でさえ授業中に発言することや自分とは違う考えに対して意見することを躊躇いがちなので、これに慣れるのには少し時間がかかるかもしれません。

学習環境としての大学の様子

 バーミンガムはイギリス第二の大都市で、人口も街の大きさ自体も大きいのですが、通りをびっくりするほどたくさんの人が行き交っているということはありません。関西大学の学生は梅田などの混雑に慣れているので、それほど大都会という印象を受けないかもしれません。私たちが住んでいる寮は大学からは徒歩10分、街の中心部からは徒歩20分程度の場所に位置しており、利便性は高いですが周囲が騒がしいということもなく勉強に集中しやすい環境だと思います。

授業がある日の典型的な日程

 授業は午前・午後各2時間ずつで、間に90分の昼休みを挟んで毎日計4時間の授業を受けます。授業開始時間は10時なので、朝は余裕をもって昼食の準備をしたりできると思います。たいていは月~木の15時半までが授業となっており、語彙やライティングのテスト、チューターとの面談などがあるとき以外は金曜日も一日中フリーです。放課後は、街へ出て食材や日用品を買ってキャンパス外の寮へ帰ります。ゆっくりできる時間が多いので、私は自炊を楽しんだり音楽をきいてゆっくりしたりしたあとで宿題をこなし、1日1時間程度の自主学習をしています。また、寮が時々無料のピザパーティーなどを開いてくれるので、そこでアストン大学以外の留学生とおしゃべりをしたりもしています。その場で仲良くなった人と休日に遊んだり、教会に連れていってもらったりすることもできるので、交友の輪を広げるいい機会だと思います。

当地で学び始めて感じた驚き・感動

 イギリスで勉強しはじめて一番強く感じたことは、コミュニケーションをとる上で最も大切なことは、発音や文法などということではなく伝えようとする気持ちだということです。もちろん正確に自分の意見や感情を伝えるためにはそれらのことは不可欠なのですが、他国からの留学生と話す際には、それぞれの国特有のアクセントがあり、またチューターたちも異なるアクセントには慣れているようなので、語彙力を養っておけば発音はそんなに気をつけなくてもいいと思うようになりました。また、個人的にヨーロッパの人々はみんな英語を母国語のようにペラペラ喋ることができるようなイメージがあったのですが、実際はそういったことはなく私たちと同等の英語力を持つヨーロッパ人が多いということも驚きの一つでした。スペイン人の友人も、日本のようにリーディングやライティングなどに重点を置いた英語教育を受けていたため、スピーキングは苦手だと話しています。